ストロベリー・パニック

各話のあらすじ4

第9話「記憶」
渚砂は夏が大好きだ。プール、海、臨海学校。
ただ、お化け、幽霊、怪談の類だけは大嫌いだった。

ある日、夜の廊下で光莉と夜々は奇妙な声を聞く。それは女の子が泣いているような声だったという。
渚砂が次の日これをクラスの友達に話したところ、これは「廊下の少女」と呼ばれる有名な噂で、
「いちご舎7不思議」の一つであったことが判明する。

ちょうど文芸部の会報に書くネタを探していた玉青は、「廊下の少女」について調べることにする。
玉青は怖がる渚砂を連れて、学校中の人たちに聞き込みを開始する。

初日の調査の結果わかったのは、「廊下の少女」はここ数年の間に出てきた噂らしいということ。
玉青や渚砂より5つ年上の人までは知っているのだが、
それより上の代になると知らない人が多いのだ。
言い換えると、今の6年生の人が入学した年にいちご舎にいた人までは知っているが、
それより上の人は知らないということ。
つまり、今の6年生が1年生のころに発生した噂である可能性が高そうだ。

次の日は上級生を中心に聞き込みを行う。まずは6年生の深雪と静馬に聞いてみる。
しかし深雪はそんな話は馬鹿らしいと言ってとりあってくれなかった。
一方、静馬は何か知っていそうな感じではあったのだが、深雪と同じくも何も答えてくれなかった。

次は5年生の千華留に聞いてみる。
なんでも廊下の少女は千華留が入学した頃にすごく盛り上がっていた噂らしい。
先輩に実際に声を聞いた人がいたとか。
ということは、やはり千華留が入る一年前、つまり今の6年生が入学した年に何かあった可能性が高そうだ。

その夜、玉青と渚砂は声が聞こえるという現場を直接調べに行く。
するとやはり少女の泣き声らしきものが聞こえてきた。
正体を見極めようと暗闇の中で目を凝らす二人。
そこにいたのは・・・猫だった。

すっかり安心した渚砂は、きっと今までのも全部猫の仕業に違いないと言う。
玉青はいまひとつ腑に落ちない様子だったが、
他に手がかりもないため、調査はいったん打ち切りとなったのだった。


一方、深雪は昔のことを思い出していた。
寮に入りたての頃、ホームシックの深雪は夜中にこっそり部屋から出ては泣いていたものだった。。
おそらくはこれが当時の「廊下の少女」の正体。
そんな深雪を慰めていたのは静馬だった。
深い雪はそんな静馬を見て、強くなりたいと思ったのだった。


そんなことは知らない玉青は、廊下の少女の真相解明は結局あきらめることになった。
元々怖い話が大嫌いだった渚砂はほっとする。

だが、玉青はまだあきらめてはいなかった。
今度は別の7不思議について調査を始めようというのだ・・・・。
   
みどころ
渚砂は幽霊調査ですっかり怖くなったらしく、玉青に添い寝してほしいと頼む一幕があります。
玉青としては思わぬ幸運ですね。

結局、上級生達が知っていた「廊下の少女」の正体は深雪だったわけですが、
光莉と夜々が聞いたのは何だったんでしょうか。
どう聞いても猫ではなく人間の声のように聞こえたんですが・・・。

かつての深雪のように今年の新入生がホームシックで泣いていたのか、
それとも本当にただの猫の鳴き声だったのか、
あるいは深雪の声がなんらかの形で残っているという不思議現象だったのか・・・。
視聴者の想像に任せるということなんでしょうか。

ちなみに「いちご舎7不思議」とは玉青によると
@廊下の少女、A踊り場の鏡、B屋根裏部屋の13階段、
C重くなるマリア像、D自動演奏ピアノ、E7番目のドア、F会議室の笑い声。
ただし千早によると7番目は「地下室のシミ」だそうです。
人によって知っている噂の内容が微妙に違うみたいです。
 
次回予告
渚砂「ねえ玉青ちゃん、私思うんだ。学生にとって一番大切な物って勉強だなぁって。」
玉青「そうですね。」
渚砂「勉強はやっぱり、日々の積み重ねが大事だよね。」
玉青「そうですね。」
渚砂「だから、テストが迫ってから慌てて勉強しても遅いんだよ。そんなのは無駄。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック『個人教授』」

玉青
「でも勉強しないともっともっとひどい結果になりますよ?」
渚砂「ヤダ、聞きたくない〜。」
  
 
第10話「個人教授」
夏休みにはサマースクールがある。
渚砂はそれをとても楽しみにしている。
でもその前に期末テストがあり、それが心配だ。
テストで及第点を取らないと夏期講習を受けさせられるため、サマースクールに行けなくなってしまうのだ。

渚砂はフランス語が苦手だ。
ミアトルの生徒は1年生の頃からフランス語を勉強するのだが、
編入生の渚砂はフランス語の勉強を始めたばかりだった。
玉青に見てもらって勉強を始めた渚砂だが、さっぱりわからない。
1年生千代のほうがまだマシなくらいだ。
テストまであと10日。普通にやっていたら間に合いそうもない。

渚砂は気分転換にいちご舎の外に出る。そこで静馬に出会う。
渚砂がフランス語の勉強で苦戦していると知った静馬は自分が渚砂に教えてあげると申し出る。
渚砂は玉青に教えてもらっているからと一度断ったが、
玉青のすすめもあり結局は静馬に教えてもらうことにする。
静馬はミアトルで一番フランス語ができる人らしいのだ。

それからテストの日まで、渚砂は昼間は静馬に見てもらってみっちり勉強。
夜になっても自分の部屋で夜遅くまで勉強した。
最初の頃はさっぱりわからなかったフランス語もだいぶわかるようになってきた。

そしていよいよテスト当日。渚砂は連日徹夜でなんとか乗り切る。
そしてついにテスト返却日がやってきた。
おそるおそる結果を見たところ、見事に及第点を取っていた。
渚砂と玉青は一緒にサマースクールに行けると喜び合う。

渚砂は無事及第点を取れたことを静馬に報告しに行く。
何かお礼も持っていこうと思い、料理部で千早に頼んでクッキーを焼かせてもらうことにする。
調理室にはなぜか千華留・絆奈・檸檬もいた。クッキー同好会を作ったらしい。
渚砂は千華留たちと一緒にクッキーを焼く。

渚砂はできあがったクッキーを持って静馬に会いに行く。
静馬はなかなか見つからなかったが、やっと温室にその姿を見つける。
渚砂は及第点がとれたことを報告し、お礼を言う。
 
これでサマースクールに行けるとはしゃぐ渚砂。
そのとき、花壇の上においてあったジョウロに手を引っ掛けて落としてしまう。
渚砂と静馬は同時にそれを拾おうとしてバランスを崩し、静馬が渚砂を押し倒すような格好になってしまう。
静馬はそのまま渚砂にキスしようとするが、渚砂がクッキーを落としたことにに気を取られたため、
またもタイミングを逃す。

クッキーの袋は床に落ち、中のクッキーが砕けてしまっていた。
静馬はそれでもおいしいと言い、お礼を言ってくれた。
   
みどころ
静馬の中で渚砂の存在がだんだん大きくなっていることが伺える話です。
深雪がちょっと複雑そうな表情を見せています。
静馬による渚砂押し倒し(?)シーンがありますが、相変わらず寸止めでした。
 
次回予告
玉青「渚砂ちゃん、サマースクールに持っていく荷物、まとまりました?」
渚砂「えっと、水着でしょ、浮き輪でしょ、網でしょ」
玉青「網?」
渚砂「魚を突くのにモリもいるし・・・」
玉青「モリ?」
渚砂「もしもの時のために発煙筒も。」
玉青「渚砂ちゃん、どこに行くつもりなんですか?」
渚砂「サマースクールだよ?」

渚砂&玉青「次回、ストロベリー・パニック『流星雨』。」

玉青
「サマースクールにそんな物必要ありませんよ?」
渚砂「えっ、だって前の学校では・・・」
玉青「一体、どんな学校に通ってらしたんですか?」
 
 
第11話「流星雨」
いよいよ待ちに待ったサマースクールが始まった。
渚砂や玉青をはじめ、いちご舎のいつもの面々はだいたい来ている。
しかし静馬や天音は多忙のため来れなかったようだ。

宿舎に着いたら、最初の行き先は海。
みんなは水着に着替え、ビーチバレーをしたり砂山を作ったりしてそれぞれに海を楽しむ。
渚砂はサマースクールを楽しみながらも、なんとなく静馬のことが気になる様子。

そして楽しい時間は過ぎ、2日目の夜。
ここではちょっとしたイベントがある。
二人でペアになって、林の奥にある聖堂に行ってくるというものだ。
その聖堂ででお祈りを捧げると願いがかなうのだという。
途中の林の中はかなり暗く、ここを歩いていくのはほとんど肝試しに近い。
玉青は大事な用があると言ってどこかに行ってしまう。

ペアは抽選で決まる。
抽選の中、玉青は「大事な用」があると言ってどこかに行ってしまう。
結局渚砂は千代とペアになる。

渚砂と千代は道中、様々なトラップに遭遇する。
怖いものが苦手な渚砂と千代はおおいに怖がる。
実はこれは玉青の策略で、渚砂を怖がらせて可愛い悲鳴を聞いてしまおうという作戦だった。
わざわざ録音機器まで持参。玉青の「大事な用」とはこれのことだったのだ。

渚砂と千代は怖がりながらもなんとか聖堂にたどりつき、お祈りを捧げる。
その帰り道、渚砂は何を祈ったのか千代に尋ねる。
千代は渚砂の幸せを祈ったと答える。
今も幸せなのはわかってるけど、どうしても祈りたかったのだという。
渚砂は、自分が幸せだと言われた意味がわからず、不思議に思う。

部屋に戻った渚砂は千代に言われたことの意味を玉青に聞いてみる。
玉青は、その答えは渚砂自身が知っているはずと答える。

渚砂は部屋の窓を開けて見る。空にはたくさんの流れ星が見える。
それを見ながら、渚砂は自分の気持ちについて考えてみる。
そして、自分は静馬がいなくてとても寂しいのだということに気付く。
それは、渚砂と静馬の仲が上手く行っているからこそだ。
千代が言った幸せとは、そう言う意味かもしれなかった。
そして渚砂は、静馬に会いたいと強く思う。

次の日。サマースクールも終わり、みんなはバスでいちご舎に帰る。
そして渚砂はまっすぐ静馬に会いに行くのだった。
 
みどころ
玉青の暴走が凄い回です。
海のシーンでいやらしい手つきで渚砂にオイルを塗ったりしてます。
これくらいはある意味基本ですが、もっとすごいのは後半の肝試し(?)のシーンです。

あちこちにドッキリをしかけて
「驚く渚砂ちゃんは、一体どんな声で鳴くのでしょう。楽しみですわ…」とか言ってます。
このとき頬を赤くして目をキラキラさせてます。
そしてドッキリが成功すると「さすが私の渚砂ちゃん。最高に可愛い悲鳴でしたわ」と喜びます。
さらにその時の悲鳴を録音していたらしく、その後悲鳴を再生して「たまりませんわぁ〜」と身悶えます。

普段から渚砂グッズをコレクションしていることを伺わせる発言もしています。
もうストーカー一歩手前のような・・・。

また、千代がちょっとだけ大胆です。
肝試しに乗じて渚砂に抱きついたりしています。
  
次回予告
玉青「渚砂ちゃん、驚かないで聞いてくださいね」
渚砂「どうしたの玉青ちゃん?」
玉青「私、ずっとこの日が来るのを恐れていました。
渚砂「え、何のこと?」
玉青「私、私・・・とうとう、渚砂ちゃんとお別れする日が来てしまったのです。」
渚砂「ええー!?」
玉青「運命――それはなんて切ない物なのでしょうか。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック『夏時間』」。

渚砂
「嘘だよね?ね、玉青ちゃん!?」
 
 

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