ストロベリー・パニック

各話のあらすじ3

第6話「温室」
ある日、渚砂はみんなと部活の話で盛り上がる。
興味を持った渚砂は部活の見学を始める。
ミアトル内の部活を一とおり回ってみるが、渚砂に向いてそうな部は見つからない。
 
渚砂はそこでル・リムの2年生絆奈と檸檬に出会う。
さらにそこに5年生で生徒会長の千華留が現われる。
千華留は絆奈・檸檬とともに「変身部(いろんなコスプレをする部)」を結成しているらしい。
渚砂も入らないかと誘われたが、渚砂は適当に誤魔化して逃げる。

帰る途中、中庭になる温室が渚砂の目に止まった。
以前からそれが気になってた渚砂は中に入ってみる。
中では色とりどりの花が育てられていた。

渚砂はそこで倒れている花を見つけ、手入れをしてあげる。
手を洗っているとそこに静馬といつもの取り巻き2人が現われる。

静馬は花の手入れをしてくれた渚砂にお礼を言い、ハンカチを貸してくれた。
なんでもここはエトワール専用の温室で、三校の公式行事で使う花を育てているそうだ。
ここで一端は静馬と別れた渚砂だったが、ハンカチを返し忘れていたことに気付く。

次の日、渚砂は静馬の部屋にハンカチを返しに行く。
しかし静馬は留守。そこで次は温室に行ってみる。
温室には案の定静馬がいて、取り巻きと一緒に花の世話をしていた。
渚砂もなりゆきで一緒にお花の世話のお手伝いをすることに。

やがて静馬は取り巻きを帰らせ、渚砂と一緒に校舎に花を飾りに行く。
花を飾り終わった二人は、音楽室でピアノを弾く。
渚砂はつっかえながらも、静馬と「乙女の祈り」を連弾するのだった。

その後二人は温室に戻り、二人でお茶にする。
そうしてで楽しく過ごすうちに日は暮れ、夕方になった。

渚砂は静馬に今日のお礼を言い、温室から立ち去る。
しかし、温室を出たところで、またハンカチを返し忘れたことに気付いて引き返す。
そこで、渚砂は温室のすみで一人泣いている静馬を目撃する。
渚砂はハンカチをそっとテーブルに置き、気付かれないように温室を後にする。
  
みどころ
千華留のモノローグから始まっていよいよル・リムがメインの話
・・・と思いきやそれは序盤だけで全体的には静馬と渚砂メインの話でした。

後から改めて見直してみると、
静馬の過去に関するキーワードがいくつか散りばめられていることに気付きます。

静馬の取り巻き二人(東儀、狩野)はこの回はいつもよりちょっと台詞多めですね。
幼稚園から静馬を見ていたと言っていましたが、その頃から取り巻きだったんでしょうか・・・
  
次回予告
渚砂「ル・リムって自由そうだったなぁ。ねえ、スピカはどんな校風なの?」
玉青「スピカのモットーは文武両道。それと、ミアトルに対抗心が強いみたいですね。
渚砂「へぇ、そうなの。」
玉青「特に生徒会の方は、エトワールの座をミアトルから奪いたいと日々考えているとか。」
渚砂「そんなにエトワールの座って魅力的なんだ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリーパニック『茨の罠』。」

玉青
「もちろん、いちばん魅力的なのは渚砂ちゃんですけど。」
  
 
第7話「茨の罠」
天音は最近は光莉とかなり親しくなり、自分から話しかけることも多くなった。
天音にはファンが多いが、一人の女の子とこれほど親しくなることはこれまでなかった。
今度また、乗馬の大きな大会があるらしい。
天音は光莉に見送りに来てくれないかと頼む。光は当然、行くと答える。
この時、光莉天音にプレゼントを用意していた。
しかし、天音のまわりにファンが集まってきたせいで渡しそびれてしまう。


ところで、生徒から人気の高い天音は時期エトワールの有力候補とされていた。
特にスピカの生徒会長冬森詩音が天音に立候補を呼びかけているのだが、
天音は乗り気でないようでいつも断っている。

また、スピカには天音がエトワールになることを面白く思わない人間もいた。
剣城要と鬼屋敷桃実だ。実は彼女達もエトワールの座を狙っていた。
天音は彼女達にとって障害だった。

エトワールになるためには、信頼しあうパートナーが必要とされている。
要と桃実は天音と光莉の仲を引き裂くことで、天音がこの条件を満たさないようにしようと企む。


ある日、桃実は天音が書いたと偽った手紙を光莉に渡す。
その手紙の内容は、大会の見送りの前に二人きりで会いたいというものだった。
当日、光莉は手紙にあった場所に行く。
しかし、天音は現われない。かわりに現われたのは要。
要は天音のことはあきあらめるように言い、自分に乗り換えるように光莉に迫る。
手紙が偽物であり要の企みだったことに気付いた光莉は、逃げ出そうとする。
しかし桃実に逃げ道を塞がれてしまい、追いつめられる。

その頃、夜々は天音の見送りセレモニーに光莉が来ていないことを不審に思い、光莉を探し始める。
また、天音も光莉が見送りに来なかったことを気にしていた。
光莉の身に危険が迫っていることを本能的に察知した天音は、馬に乗って光莉の声のするほうへ急ぐ。

天音がかけつけると、そこは光莉が要に押し倒されようとしているところだった。
要は天音が助けに来たのを見て、憎まれ口を叩いて去って行った。

光莉は天音にお礼を言い、ついに勇気を出してプレゼントを渡す。
プレゼントは黄色いスカーフだった。
天音はうれしそうにそれ受け取り、身に付ける。

こうして光莉と天音の絆はまた強くなった。
しかし、要と桃実はまだ諦めてはいない。
   
みどころ
第4話に続き、スピカ中心のエピソードです。渚砂の出番はちょっとだけ。
剣城要と鬼屋敷桃実が登場したせいで急にアダルトな内容になってきました。
この二人は肉体関係があることが明確に描写されてます。

エトワールに立候補するためには信頼しあうパートナーがいなければなりません。
(本編の描写を見る限り、実質的には恋人に近いようです。)
だからパートナーがいることがいわゆる「資格」なのですが、
なぜかこの段階では単に「資格」が必要と言われているだけで、
具体的なことがぼかされていました。

かつて静馬の他にもう一人エトワールが存在したことを、
この段階ではネタばらししたくなかったのかもしれません。
 

ところで、桃実が要に言った「それにしても、そんなに天音のこと見てるの?」という台詞が後々の伏線になっているとは、この時は思いもしませんでした。このアニメはこういう伏線が細かいですね。
   
次回予告
玉青「渚砂ちゃん、来週から夏服に衣替えですよ。準備は出来てますか?」
渚砂「ええっ、もう夏服の季節なの?」
玉青「ええ。渚砂ちゃんの夏服、きっととても素敵ですわ」
渚砂「そっか・・・私夏大好き!」
玉青「でもその前に、梅雨がありますよ。雨具の準備もしっかりしないとですよ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック。『紫陽花』」

渚砂
「あ〜、今日食べようと思ってたケーキにカビが!」
玉青「食べ物の管理もしっかりしないと、ですよ?」
 
 
第8話「紫陽花」
季節は梅雨。雨の日が続いているようで、この日も雨。
渚砂は図書館からの帰り道、木の下で雨宿りしている女の子を見つける。
その子の名前は白檀籠女。ル・リムの1年生だ。

渚砂は籠女を一緒の傘に入れてあげようとするが、籠女はぬいぐるみが濡れるのを心配している。
見かねた渚砂は籠女に自分の傘を貸してあげる。そして自分は濡れながら帰る。
おかげで籠女は濡れないですんだが、お互いに名前を聞き忘れたため、
籠女は傘を返すに返せなくなってしまう。
次の日、籠女はとりあえず同じ木の下で待つが、渚砂は現われない。

そんな籠女を見かねた絆奈と檸檬は、千華留に相談してみる。
千華留はとりあえず籠女に傘の持ち主の特徴を聞いてみるが、
漠然とした答えばかりで埒があかない。

一筋縄ではいかないと見た千華留は「秘密部」の活動を開始。
これは千華留が結成しているクラブの一つで、活動内容はいわゆる探偵だ。
ただし、メンバーは秘密部とまったく同じ。

捜査の基本は足!ということで傘を持ってとりあえず図書館へ行ってみることに。
図書委員に傘を見せて聞き込みをしたものの、有力な手がかりはつかめない。
秘密部は次の手がかりを求め図書館を後にする。
・・・が、このとき傘を図書室に忘れていった。

 
この日は朝は晴れていたのだが、夕方から雨が降り出した。
急な雨に降られた光莉と夜々は図書館に置き傘を借りに来る。
ちょうどカウンター脇にそれらしい傘が置いてあったため、二人はそれを借りていくのだった。
・・・が、それはさっき秘密部が忘れていった傘だった。

しばらくして、他の場所を回っていた秘密部が図書館に戻ってきた。
秘密部の面々は傘が消えていることに驚く。
何者かが持ち去ってしまったとは思われるが、もう寮の門限が近いのでこの日は仕方なく解散する。
 

次の日。犯人は現場に戻ってくる習性がある!と考えた秘密部は図書館に張り込むことにする。
見込みどおり、やがて光莉達が傘を返しに来た。
さらに渚砂が図書館に傘が届いていないか聞きに来たため、傘は渚砂のものだとわかる。
こうして籠女はついに傘を渚砂に返すことができた。
籠女と渚砂は改めて自己紹介し、籠女は渚砂にお礼を言うのだった。
   
みどころ
渚砂が籠女に貸した傘がめぐりめぐって帰ってくる話です。
一応、珍しくル・リムがメインっぽい回です。
また、登場キャラがなかなか多く見ていて面白いです。
上のストーリー紹介では省いてしまいましたが、、以下、その他のキャラが何をしていたかまとめてみました。

玉青:渚砂が傘をなくしたことを知り相合傘ができると期待するが、天気が晴れてしまったり、静馬や千代が先に渚砂を傘に入れてしまったりするため上手くいかない。最後は渚砂の腕をつかまえ半ば無理矢理相合傘させる。
静馬:渚砂や天音を自分の傘に入れてあげる
千代:図書委員をやっている。渚砂を傘に入れてあげる。  
天音:傘を忘れ、静馬の傘に入れてもらう


ちなみに個人的には夜々と光莉が御御堂で雨宿りしているシーンが好きです。
雨に濡れた光莉に夜々が抱きつくのですが、光莉がさりげなく拒んでいます。
夜々はこんなシーンばかりでなんかかわいそうですね。
  
次回予告
玉青「鬱陶しい梅雨の季節も、渚砂ちゃんと一緒ならとても楽しい。素敵な新しい発見でした。」
渚砂「梅雨が終われば夏だね。」
玉青「渚砂ちゃんは夏が好きなんですね。」
渚砂「うん!泳ぐのも大好きだし、冷たい物を食べるのも大好き!なんと言っても夏休み!」
玉青「それじゃ、暑い夜を涼しくする物は?」
渚砂「まさか、それって・・・」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック『記憶』」

玉青
「そ、そこの窓に人影が!」
渚砂「いやぁ〜」
  
 

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