ストロベリー・パニック

各話のあらすじ5

第12話「夏時間」
サマースクールも終わり、本格的に夏休みに突入。
千代や光莉を初め、いちご舎に寄宿していたほとんどの生徒達は実家に帰省して行く。
まだいちご舎に残っているのは渚砂、静馬、深雪、玉青、天音、その他のごく一部の生徒だけ。

玉青は本当は実家に帰らなければならないらしいのだが、
自分がいない間に渚砂が静馬に何かされるのではないかと気が気でない。
あまりに心配だから実家に帰るのをやめるとまで言い出す。
さすがにそれはいけないと渚砂にたしなめられた玉青は、
深雪に渚砂の勉強を見てあげるようにお願いして、少しの間だけ実家に帰ることにする。

いちご舎を出るまえに玉青は、自分の服の赤いリボンを外し、渚砂の腕に結び付ける。
渚砂がしっかり勉強できるように、玉青がすぐに戻ってこれるように、
そして「(静馬に)気をつけるように」という意味のおまじないなのだという。。

そして玉青を見送り、いちご舎に戻った渚砂。
深雪と静馬の指導のもと、夕方までみっちり勉強させられるのだった。

夜、静馬は勉強を頑張ったご褒美として、渚砂をお祭に連れて行ってあげると言い出す。
喜んで静馬に付いていく渚砂だったが、連れてこられた先は学校の屋上だった。
遠くでお祭をやっているようで、小さく花火が見える。
渚砂はそれでも二人で花火を見れて見れて幸せだと言う。

渚砂はサマースクールの間静馬に会えなくて寂しかったことを告白する。
そして二人はいい雰囲気に。静馬は渚砂をまっすぐに見つめる。
静馬は渚砂の腕に結ばれている赤いリボンに気付く。
静馬はそれが玉青のおまじないだと聞き、無理矢理外してしまおうとする。
渚砂はそんな静馬から逃げようとして、屋上にあったプールに落ちてしまう。

プールの中で、静馬は再び渚砂にキスを迫る。そして渚砂はそれを受け入れる。
そして赤いリボンはいつの間にか渚砂の腕から外れ、水の底に沈んでいった。

それから渚砂は静馬の部屋に連れてこられた。
まずシャワーを浴びさせてもらい、静馬から服を借りた。
やがて静馬もシャワーから上がってくる。

静馬は渚砂をベッドに押し倒し、胸に手をかける。
しかしその時、静馬の脳裏をある少女の記憶がよぎる。
一瞬、静馬の手が止まった。
その時渚砂は我に帰り、逃げるように静馬の部屋を立ち去ってしまうのだった。

 
次の日の朝、早くも玉青がいちご舎に帰って来る。
玉青は明らかに様子がおかしい渚砂を見て心配する。
おまじないのリボンはなくなっているし、服は静馬から借りた物を着ている。
渚砂が何か言おうとするのを、玉青は無言で静止する。
そして全てを察したように渚砂を優しく抱きしめるのだった。
  
みどころ
第1話からずっと寸止めだった渚砂と静馬がついにキスしてしまいます。
それどころかあと一歩で一線を越えそうになってしまいました。
要と桃実以外でこういうシーンが出て来たのは初めてではないでしょうか。

また、静馬の過去が本格的に明らかになって来ます。
静馬にかつて恋人がいたことがにおわされていましたね。
1カットだけですが花織(この時点ではまだ名前が明らかになっていませんが)が登場しています。

個人的には、玉青の空回りが印象的な回でした。
玉青の心配がまさにその通りになってしまいましたね・・・。
  
次回予告
玉青「長かった夏休みも終わって、あっという間に新学期が始まります。」
渚砂「ええ!?いつの間に夏休みが終わっちゃったの?ぜんぜん遊んでないよぉ。」
玉青「楽しい時間が過ぎるのは、早いものです。」
渚砂「そんなぁ。宿題も終わってないんだよ?あ、絵日記どうしよう?玉青ちゃん、写させて。」
玉青「そんな宿題出てませんよ、渚砂ちゃん。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック『潮騒』。」

渚砂
「え、夏が終わったのに海なの?」
  
 
第13話「潮騒」
夏休みも終わり、エトワール選が少しずつ近づいている。

スピカの生徒会長である詩音は相変わらず天音を立候補させようと考えている。
密かにエトワールの座を狙っている要と桃実はそれが面白くない。
要と桃実は光莉と天音の仲を引き裂くことにより、
天音がエトワールになるための「資格」を満たさないようにしようと企む。

要は天音の動向を監視していたある日、天音と光莉がデートの約束をしているのを目撃。
そしてある計画を思いつく。


デート当日、いちご舎を出ようとした光莉は要に呼び止められる。
要は嫌がる光莉を強引に自分の部屋に連れ込み、言葉巧み(?)に光莉を口説く。

また、桃実はそのころ天音のもとを訪れていた。
桃実は天音にエトワール選に出ないように要求する。
天音は出る気は最初から無いというが、
桃実はそれでも天音の行動が他人の迷惑になりうるのだと警告するのだった。

一方、光莉と寮が同室である夜々は、光莉がハンカチを忘れて行ったことに気付く。
そこでハンカチを光莉に届けようと後を追ったのだが、
まだそんなに遠くには行っていないはずなのに光莉の姿は見当たらなかった。
また、廊下に光莉の服のボタンが落ちているのを見つけ、
夜々はいよいよ様子がおかしいことに気付く。

その瞬間、光莉の悲鳴が聞こえて来た。夜々は声のする部屋に飛び込む。
そこは今にも要が光莉を押し倒そうとしているところだった。

夜々は光莉を逃がし、要を問い詰める。
しかし要はあくまでシラを切る。
自分はただ光莉を愛しているだけだから、誰にも止められる筋合いは無いと言うのだ。
自分も密かに光利を愛していた夜々には、要の言葉が妙に印象に残る。

光莉は急いで天音との約束の場所に向かう。
約束の時間にはかなり遅れてしまったものの、天音はちゃんと待っていてくれた。
天音は光莉と一緒に電車に乗り、静かな砂浜に連れて行った。
ここは天音のお気に入りの場所なのだという。
光莉は砂浜でピンクの綺麗な貝殻を見つけ、夜々へのおみやげにしようと思い拾っていく。

帰り道、天音は光莉の服のボタンが取れているのを見つけ、
光莉が要達に襲われたということに気付く。
自分のせいで光莉に迷惑をかけたとすまなく思う天音だったが、
光莉はそれでも天音といられるだけで幸せだと言う。
そして天音もそれは自分も同じだと返す。
二人は改めて互いの気持ちを確かめあったのだった。

いちご舎では夜々が光莉の帰りをずっと待っていた。
親友として光莉と天音の仲を応援しつつも、
密かに光莉に想いを寄せていた夜々は複雑な気持ちをつのらせていた。

光莉は夜になってやっと帰ってきた。
光莉は天音とまた一歩仲良くなれたことを素直に喜び、はしゃぐ。
そして光莉は海で拾った貝殻を夜々にプレゼントした。

そのとき、夜々が突然光莉の肩をつかみ、唇にキスをする。
みどころ
前回のあと渚砂、静馬、玉青がどうなったのか気になるところですが、
今回はスピカが中心の話です。
仮にも主役のはずの渚砂の出番は1シーンだけ。
しかもセリフはまったくありません(強いて言うなら次回予告で喋ったくらいですね)。
エンドロールのにもミアトルやル・リム勢の名前が無く、光莉、天音、夜々の順番になっています。

光莉と天音が話の中心なのでしょうが、
剣城要のおかしな口説き文句や夜々の片思いぶりに目が行ってしまいます。
 
次回予告
渚砂「あれ?私達今日出番なかったんじゃないの?」
玉青「あら、そうですね。どうりで今日は暇だと思ってました。」
渚砂「ええっ、もしかしてもしかして、主役交代になっちゃったとか!?」
玉青「大丈夫ですよ。来週はちゃんと出られますから。」
渚砂「主役だよね?本当に主役なんだよね?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック『親友以上』」。

玉青
「友情と愛情って、何が違うのでしょう?」
 
 
第14話「親友以上」
今日も渚砂の部屋でお茶会が開かれる。
しかし、いつものメンバーのうち光莉だけがいない。
渚砂たちは夜々に光莉のことを聞いてみるが、いまひとつハッキリしない。

お茶会がお開きになった後、夜々は渚砂の部屋に泊めて欲しいと頼む。
渚砂と玉青は光莉と夜々の間に何かあったのではないかと心配する。

実は、夜々は光莉に無理矢理キスをして、そのまま体を求めて拒絶されていた。
だから光莉と一緒の部屋にいづらくなっていたのだ。

翌朝、夜々は渚砂が起きる前に部屋を出たようだ。
渚砂は、やはり光莉と何かあったのだと思う。

そのとき、隣の部屋から騒々しい物音が聞こえてきた。
お隣の千早と紀子が喧嘩しているのだ。
心配する渚砂だったが、玉青によるとあの二人は定期的に喧嘩して、
いつのまにか仲直りしているから心配しなくても大丈夫だと言う
(実際、この日の夜には仲直りしたようだ)。


その日、渚砂はふと玉青のリボンのことを思い出した。
夏休みのあの日、おまじないとして腕に結んでくれたリボンだ。
プールでなくして以来そのままになっていた。
渚砂は大急ぎで学校の屋上へ行き、すでに水の抜けたプールの底を探す。
なかなか見つからなかったが、落し物の中にやっとリボンを発見する。

そして渚砂はリボンを玉青に返す。
渚砂は、玉青が帰省したあの日に何があったのかを玉青に打ち明けようとする。
しかし玉青はそんな渚砂を無言で制し、渚砂と自分の指をリボンで結び付ける。
玉青は、渚砂がわざわざ探し出してくれたこのリボンは、
なくす前よりずっと大切なものになったのだという。

渚砂はリボンを見てふと夜々と光莉のことを思い出した。
渚砂と玉青はなんとか夜々たちを仲直りさせられないか考える。
リボンのように二人を結びつける共通の何かがあればよいのではないか。
そう考えた玉青はある提案をする。

次の日、玉青は夜々に、そして渚砂は光莉に会いに行く。
そしてそれぞれ「一番大切な友達との思い出の場所」を教えて欲しいと言った。

夜々は玉青を御御堂の裏に案内する。
そこは、夜々と光莉が初めて出会った場所。
夜々にとっては、そこが一番大切な場所だった。

しかし夜々は、光莉はきっともうここには来ないだろうと言う。
光莉にとっては、もう天音との思い出の場所である馬場のほうが大事だろうから。
それに、自分が光莉との友情を壊すようなことをしてしまったから。
きっと光莉にとってはもうここは一番大事な場所ではないだろう。夜々はそう思っていた。

しかし、光莉は来てくれた。
光莉にとってもそこは夜々と出会った、今でも大事な場所だったから。
親友である夜々と初めて出会った、大事な場所であることに変わりはなかったのだ。
光莉が来てくれたことに感動した夜々は、自分のしたことを素直に謝る。
そして光莉も、夜々にひどいことをしたと謝る。

二人は仲直りの印として抱きしめあう。
光莉は夜々に「ずっと親友でいてね」と言う。
夜々は一瞬複雑な表情をしたが、ひとまずは素直に仲直りを喜ぶのだった。


その日からのお茶会は、光莉も戻ってきてまたいつもの6人になった。

夜々は光莉と初めて出会った時のことを回想する。
あの時、夜々には光莉が天使のように見えた。
でもそれは自分だけの天使ではなかった。そんなことを思う夜々だった。
 
みどころ
夜々好きな人にとっては最も印象的な回の一つだと思います。
親友と恋人の間で揺れる夜々のジレンマが描かれています。
結局光莉との関係では夜々は報われなかったわけですが、
それもまた夜々の魅力なのかもしれません。
個人的には非常に好きなエピソードです。

ところで、蕾が夜々に元気が無いことをかなり心配していたのは最終回への伏線だったのでしょうか。
蕾は特にメインを張る回が無いので夜々や光莉がらみで活躍していますね。

ちなみに渚砂のお隣さん、千早と紀子が一番喋る回です。
些細なことで喧嘩していつのまにか仲直りしています。
一種の夫婦喧嘩のようなノリですね。以前渚砂に夫婦のように言われていましたし。

なお、この回からオープニングとエンディングが変わります。
いい雰囲気で終わった本編の後に始まるあのイントロに驚いた人も多いのではないでしょうか。
 
次回予告
渚砂「玉青ちゃん、もうすぐ文化祭だよ、楽しみだね〜」
玉青「そして二人の距離は近寄って、互いの息さえ届くほどになり・・・」
渚砂「屋台とか出るのかな〜?どんなのがあるんだろうね〜」
玉青「見つめ合う目と目は、次第に潤んでいき・・・」
渚砂「私ね〜、焼きそばとか、おでんとか食べたいな〜」
玉青「そして二人はついに・・・」
渚砂「玉青ちゃん、何書いてるの?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック『ヒロイン』」

玉青「そして、そして二人は・・・ああっ!」
 
 

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