魔法少女リリカルなのは

 あらすじ

高町なのはは、元気で心優しい小学3年生。
ごく普通の生活を送っていたなのはだったが、
ある日森で倒れていた不思議なフェレットを助けたことにより、運命が一変する。

そのフェレットは名前をユーノといい、異世界から来た魔法使いだった。
ユーノはこの世界に散らばった「ジュエルシード」を探しに来たのだという。
ジュエルシードとは、強大な力を秘めた魔法の宝石だが、
ちょっとしたきっかけで暴走する危険な代物でもある。
現に、なのはの町ではジュエルシードの力によって
動物や植物がモンスター化する事件が起きつつあった。

ユーノの事情を知ったなのはは、彼に協力を申し出る。
そしてユーノはなのはに魔法の杖を託し、魔法少女の力を与える。
こうして2人は協力してジュエルシードを封印していくことになる。

なのはは普通の小学生と魔法少女の二重生活に戸惑いつつも
次第に魔法の才能を開花させていく。

しかしある時、なのはの前にもう一人の魔法少女が立ちふさがる。
彼女の名前はフェイト。
彼女は、ある目的のためにジュエルシードを収集していたのだった。

 みどころ

いわゆる魔法少女ものです。
前半は日常描写も多く、CCさくら風のスタンダードな作風ですが、
後半になるにつれSF色・バトル色が強くなります。
魔法が純粋な不思議系パワーではなく、
一種のテクノロジーとして描かれているのが特徴でしょうか。

全体的に女の子達の絆を非常に強調した作品です。
序盤はなのは・すずか・アリサの仲良し3人組の友情が強く描かれています。
また、中盤でフェイトが登場してからは、
彼女がなのはに心を開き友情を抱く過程が物語の重要な要素となっています。

一応、男性キャラも何人か登場しますが、
話の中心となるのはほとんどが女の子です。
例えばユーノ君は、なのはが魔法少女になるきっかけという意味では重要な存在ですが、
ストーリーが進むにつれだんだん影が薄くなり、
続編では出番すらもほとんどなくなってしまいます。
ここまで冷遇されていると逆にかわいそうな気もしますが・・・。

 各話のストーリーとみどころ

各話のあらすじと百合的みどころを紹介していきます。
注目はフェイトが登場する第4話以降でしょうか。

 シリーズ展開
数ヶ月後を舞台にした第2シーズン。
すでに親友となったなのはとフェイトが、
「闇の書」事件に力を合わせて立ち向かいます。
なのはとフェイトの友情描写があるのはもちろん、
敵サイドもほとんどが女の子で百合な雰囲気を漂わせており、
百合度は前作よりパワーアップしています。
「A's」からなんと10年後が舞台。
一流の魔導師として立派に成長したなのは・フェイト・はやては、
スバルらの新人も加えて古代遺失物専門部隊「機動六課」を設立。
新たなロストロギア「レリック」をめぐる戦いに挑みます。
2010年に公開された、TV版第1期のストーリーを元にした劇場用作品。
ストーリーはおおむねTV版と同じですが、
なのはとフェイトの2人により焦点を置いた構成に再構築されています。
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