第8話「それは大いなる危機なの?」 |
突然現われた時空管理局執務官クロノ。
時空管理局という肩書きを聞いて、フェイトとアルフは逃げてしまう。
残されたなのはは、事情聴取のため、時空管理局の艦船「アースラ」へと連れて行かれる。
なのははそこで、艦長リンディからジュエルシードに関する真実を聞かされる。
ジュエルシードは古代文明の遺産で、強力なエネルギーを持つ結晶体。
その力は次元を揺るがし、世界を崩壊させることもできるという。
このようにジュエルシードは非常に危険なものだから、
以後は時空管理局が全権を持って対応にあたるらしい。
これを聞いたなのはは、悩んだ末時空管理局に協力を申し出る。
なのはの魔法は大きな戦力になるため、協力者としてアースラに置いてもらえることになった。
そしてなのはは一端家に帰る。
そして母親に大事な用があるからしばらく家を空けると告げるのだった。
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百合ポイント |
アルフは相変わらず、プレシアに虐待されるフェイトの身を案じています。
一緒に逃げようとまで言っています。
フェイトは最愛の母親に絶対の忠誠を誓っているので聞く耳をもちませんが・・・。
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第9話「決戦は海の上でなの」 |
なのはは臨時局員としてアースラに乗り込み、順調にジュエルシードを集めて行く。
そんな時、アースラのセンサーが強力な魔力を察知する。
フェイトが複数のジュエルシードを同時に封印しようとしているようだった。
しかしそんなことをすれば膨大な魔力を消費するため、
放っておけばフェイトは自滅する可能性が高い。
時空管理局は自滅を待てと言うが、放っておけないなのはは勝手に出撃する。
フェイトのもとにかけつけたなのはは、フェイトに自分の魔力の半分を分けてあげる。
そして協力してジュエルシードを封印する。
なのははフェイトに、友達になりたいと伝えるのだった。
しかしその時、突如プレシアが魔法による無差別攻撃を開始。
その攻撃はフェイトをも直撃し、フェイトは気絶してしまう。
混乱する状況の中、アルフはフェイトを連れ、封印したジュエルシードの半分を持って逃げていくのだった。
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百合ポイント |
なのはとフェイトがようやく少し分かりあえそうな感じがしてきています。
フェイトの身を案じるなのはを見て、フェイトもやっと心を開き始めた感じでしょうか。
プレシアの邪魔さえ入らなければ良かったのですが・・・。
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第10話「それぞれの胸の誓いなの」 |
プレシアは戻ってきたフェイトを再び鞭で叩き、厳しく叱る。
禁断の地「アルハザード」へ向かうのが、プレシアの最終目的だという。
しかしそのためにはジュエルシードがまだ足りないのだという。
フェイトが傷つけられる様を見て怒りを覚えたアルフはプレシアに襲い掛かるが、返り討ちに遭ってしまう。
アルフはトドメを刺されるのを間一髪で避け、仕方なく別次元へ逃げて行く。
一方、なのはは少しの間だけ休暇をもらい自分の世界に帰っていた。
家族や友達と束の間の再会を喜ぶなのは。
なのはは、アリサが怪我をした大型犬を拾ったという話を聞く。
見に行って見ると、そこにいたのはアルフ(犬形態)だった。
なのははフェイトを助けるという条件のもと、アルフから全てのいきさつを聞き出す。
次の日の早朝、なのはは人気の無い海岸にフェイトを呼び寄せる。
なのはは、全てのジュエルシードを賭け、フェイトに最後の勝負を挑む。
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百合ポイント |
フェイトの身を心配するアルフが、ついにプレシアに反抗します。
自分を犠牲にしてもフェイトを助けようとするのがいいですね。
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第11話「思い出は時の彼方なの」 |
なのはとフェイトはお互いのジュエルシードをかけて決闘をする。
互角かに見えたが、成長したなのはの力はすでにフェイトを上回っていた。
なのはは見事フェイトに勝利する。
なのはがフェイトのジュエルシードを確保しようとした時、またしてもプレシアが魔法攻撃をしかけて来た。
魔法はフェイトを直撃し、その隙にプレシアはジュエルシードを奪って行ってしまう。
残されたフェイトはアースラに連行されるのだった。
時空管理局では、先ほどのプレシアの魔法攻撃を逆探知していた。
やがて分析の結果、プレシアの居場所は「時の庭園」だと判明する。
アースラは局員をそこに送り込み、プレシアの身柄の確保を図る。
しかしプレシアの魔法攻撃により、突入した局員たちはすべて撃退されてしまう。
プレシアはアースラへの通信を開き、フェイトの正体を語り始める。
フェイトはプレシアに作られた人工生命で、一種の使い魔のような存在。
実娘アリシアに似せて作り、アリシアの記憶を移植し、忠誠心を植え付けたもの
プレシアにとってフェイトは実娘のかわりの人形にすぎなかったのだ。
フェイトは、母親だと思っていた人物の冷たい言葉にショックを受ける。
そしてプレシアは手にしたジュエルシードを使って次元を揺るがし、
「アルハルハザード」への扉を開こうとするのだった。
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百合ポイント |
最愛の母親に裏切られたフェイトが可哀想ですね。
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第12話「宿命が閉じる時なの」 |
なのははクロノ・ユーノとともにプレシアの居城「時の庭園」に乗り込む。
3人は敵を劇破しながら、プレシアのもとへ急ぐ。
一方、フェイトはこれまでの自分の人生のことを考えていた。
プレシアに言われるままに生きてきたこと。そして、なのはと出会ったこと。
なのはは、フェイトと正面から向き合ってくれた初めての人だった。
フェイトは、なのはを助けるため時の庭園へと向かう。
フェイトは苦戦するなのはの前に颯爽と現われ、そのピンチを救う。
そして二人は協力して敵を撃破していく。
それでもなお次元震を進行させ、アルハザードへの扉を開こうとするプレシア。
しかしアースラの面々の活躍により、次元震は止められてしまう。
こうしてアルハザードへの扉は閉ざされ、プレシアの野望が達成されることはなかった。
病魔により、プレシアの体はすでに満身創痍となっていた。
そんなプレシアに、フェイトは語りかける。
自分はプレシアの実の娘ではないが、プレシアのことを実の母親と同じように愛していると。
しかしプレシアはそんなフェイトを冷たく嘲笑う。
そしてプレシアは実娘アリシアの亡骸とともに、崩壊する時の庭園の中へと消えて行くのだった。
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百合ポイント |
いよいよフェイトがなのはとともに戦う決心をします。
なのはと出会ってから、なんはの存在がフェイトの中で段々大きくなっていたのが伺えます。
フェイトは最後までプレシアのことを信じていたようですが、
結局プレシアはフェイトのことは何とも思っていなかったようですね。
実の娘アリシアには異常なほどに執着していたようですが。
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第13話(最終回)「なまえをよんで」 |
首謀者プレシアの死により、ジュエルシードをめぐる事件は一見落着した。
なのははリンディから、プレシアが目指していたアルハザードについて教えられる。
それはかつて存在したと言われる古代都市で、あらゆる魔法が存在した夢の都。
そこへ行けば、死人を生き返らせることも、過去を変えることもできると言われているらしい。
プレシアは強大な魔力で次元を切り裂けばそこへ行けると信じていた。
しかし、アルハザードが本当に存在していたのかは、今となっては誰にもわからない。
なのははアースラの人たちに別れをつげ、日常に帰る。
しかし、プレシアの関係者であったフェイトは、もうしばらく取調べを受けるようだ。
ある時、なのはは特別に少しの間フェイトに会わせてもらえることになった。
久しぶりに再開した二人。
話したいことがたくさんあったはずなのに、いざとなると言葉が見つからない。
フェイトは、なのはと友達になりたいと言う。
でも、どうすれば友達になれるのかわからないとも言う。
なのはは、そういう時は相手の名前を呼べばいいと答える。
相手の目を見て、はっきり名前を呼べばいいと。
そしてフェイトは、初めてなのはの名前を呼ぶ。
面会時間の終わりが近づき、なのはとフェイトは抱き合って別れを惜しむ。
別れ際、二人はお互いのリボンを交換する。
そして二人は、再会を約束して別れるのだった。
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百合ポイント |
ついになのはとフェイトの心が通じ合い、二人は友達になります。
二人が顔を赤らめながら見つめあったり、抱き合ったりする姿は百合エンドに見えなくもないかも。
最後のリボン交換のシーンもなんか良いですね。
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第1〜7話 第8〜13話
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