作品概要 |
「娯楽部」に所属する4人の女の子をメインに、
ゆるゆるな日常を描いたギャグ漫画。
娯楽部といっても特に部活らしい活動をするわけではなく、
みんなその日の気分でのんびりまったりと過ごしています。
ときどき生徒会の人たちと仲良くけんかしたりします。
そんなゆる〜い雰囲気満載のギャグ中心の作品ですが、
女の子どうしで百合な感情を抱いたり抱かれたり、
多くのキャラがなにかしらの百合要素を持っています。
ゆるい百合漫画・・・という意味で「ゆるゆり」というタイトルなのでしょうか。
スピンオフとして、
メインキャラの1人・大室櫻子とその姉妹を主人公にした「大室家」が制作されています。
ちなみに作者のなもりさんは筆が異常に速いことで有名で、
百合姫Sで連載していた頃は一挙に100ページ以上掲載して
雑誌全体の約4分の1をゆるゆりで占拠したことがありました。
また、2011年5月からは脅威の単行本3ヶ月連続リリースを敢行。
そして2012年7月には5日連続で単行本をリリースする「毎日なもり」、
さらに2013年には関連書籍の3か月連続7冊刊行が実施されました。
キャラクター紹介 |
登場キャラクターを(できるだけ)百合な視点から紹介。
娯楽部
- 赤座あかり
-
この作品の主人公らしき人。基本的にいい子。
特にこれといった特徴がなく他キャラとの百合な絡みも無いせいか、
徐々に空気化が進行し、影が薄いことが最大にして唯一の特徴になってしまう。
娯楽部ではそんなあかりを救済するための会議が不定期に開催されていたが、
最近はそれすらも忘れられている。
コミック4巻限定版の特典小冊子「がちゆり」では
あかりがみんなから(不自然なほどに)モテモテになっている姿が描かれたが、
大半の読者の予想どおりであろうオチがついていた。
ちなみにこの話、単行本にも収録されていなかったのだが、
なんとアニメ2期の第1話に採用。
連載第1回でシスコンの危ない兄がいること示唆され
読者に不安を抱かせたが、単行本収録の際にさりげなく姉に変更されている。
- 歳納京子
-
娯楽部一の暴走キャラで普段からすごく騒がしい女の子。
「魔女っ娘ミラクるん」というアニメが大好きで、
ミラクるんに似ているちなつを溺愛するが
「ちなつちゃんが食べたい」等の危ない発言により
肝心のちなつにはドン引きされている。
おバカキャラだが意外にも学校の成績は優秀。
その点も含めツンデレな綾乃からなにかと絡まれることが多いが、
京子のほうは特に意識せず普通に友達として接している。
- 船見結衣
-
冷静でクールな性格で、京子のツッコミ役。
基本的に優しいが、京子の悪ふざけがすぎるとさすがに怒って
「なにすんだてめえ!」などと口調が荒くなったりもする。
いつも京子のちなつに対する暴走を止めているからか、
ちなつから淡い恋心を抱かれている。
京子いわく「強そうだけど本当は寂しがりや」。
意外とゲーム好きだったりする。
- 吉川ちなつ
-
茶道部と勘違いして娯楽部に途中から入ってきた1年生。
ミラクるんに似ているという理由で京子から猛烈なアプローチを受けるが、
ちなつ本人は思いっきり引いていて、
むしろ自分を京子から守ってくれる結衣に好意を持っている。
結衣に対する恋心は本物で、その愛情表現も徐々に過激になっていく。
もともと乙女チックでぶりっ子な性格だったが、
現在ではすっかり腹黒キャラに。
料理や絵に関でも独特のセンスを発揮し、もはや娯楽部きってのイロモノである。
生徒会
- 杉浦綾乃
-
生徒会副会長で、いつも自分より成績の良い京子をライバル視している。
・・・が、実は京子に恋(単行本で公式に恋だと明言されている)していて、
なにかと突っかかってくるのは京子と話をするきっかけが欲しいだけ。
プリンと、あとなぜかダジャレが好き。
代表作に「罰金バッキンガム」「余裕ありま温泉」「安心アンコールワット」
などがあり、ごく一部の人に大好評。
ちなみにどうやら無意識に言っているらしい。
- 池田千歳
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綾乃の友達の眼鏡っ子。
妄想癖があり、眼鏡を外して視界を遮り精神を集中させることにより
妄想モードに突入。鼻血を流しながら妖しい百合妄想を繰り広げる。
おもに綾乃×京子をネタにしている。
酔うとキス魔になる。
- 大室櫻子
-
綾乃達の生徒会の後輩にあたる1年生。胸の小さいほう。
向日葵とは幼稚園からずっと同じクラスの幼馴染だが、
本人達いわく腐れ縁で、いつもケンカばかりしている。
でも向日葵が他の子とばかり仲良くしているのを見ると
ちょっとヤキモチを焼いてしまうことも。
傍若無人なおバカキャラという点で京子と共通する部分があるが、
京子と違って学校の成績も悪い本物のお馬鹿さん。
漢字が書けなかったり、
話が進むにつれてどんどんお馬鹿で残念な描写が増えていく。
- 古谷向日葵
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お嬢様っぽい「〜ですわ」口調で話す櫻子の幼馴染。胸の大きいほう。
櫻子に負けず劣らずのツンデレで、
次期生徒会副会長の座をめぐって櫻子と対立しているが、
そのわりにはいつも一緒に行動している。
- 松本りせ
-
生徒会副会長や次期副会長は出てくるのになんで生徒会長はいないの?
という疑問に答えてコミック4巻にしてついに登場した生徒会長。
実はそれ以前にもコマに入ってないだけでその場にいたらしい。
姫カットと大きな瞳が特徴のかわいらしい容姿だが、
とても口数が少なくほとんど喋らない。
その他
- 池田千鶴
-
4巻あたりから出てきた千歳の妹。
顔は千歳にそっくりだが、いつもニコニコしている千歳と違って無口で無愛想。
でも百合妄想の癖があるのは同じで、こちらは千歳と綾乃をネタにしている。
- 西垣奈々
-
生徒会長のりせとともに突然登場した理科教師。危険な実験を好む。
ほとんど喋らないりせの思考をなぜか理解でき、
りせに怪しい実験に協力してもらっているなど、りせとはかなり親しい関係の模様。
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