作品概要 |
アストラエアの丘に集う3つの名門女子高――
聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校を舞台に、
少女達の恋模様を描くアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは、
ミアトルの渚砂、スピカの光莉、ル・リムの絆奈の3人の主人公から1人を選び、
9人のヒロイン達と親交を深めることになります。
もともとは雑誌「Strawberry Panic!」誌上の読者参加型企画で、
ゲームの他にも漫画、アニメ、小説など、様々なメディアで展開されています。
ゲーム版は発売こそアニメ放送と同時期ですが、
企画初期の雰囲気を強く残しており、
アニメとは様々な点で異なります。
アニメや漫画ではエトワールの座をめぐり
ややシリアスなストーリーが展開する場面もありましたが、
ゲームにはエトワールの設定は登場せず、
あくまで主人公とヒロインとの交流に重点が置かれています。
また、運動祭やプリンセスセミナーなど、
アニメには登場しなかった学校行事があり、
どのルートでも2人の仲を進展させる上で重要な意味を持っています。
なお、通常版と同時に様々な特典の付いた限定版が発売されています。
限定版の紹介は以下のリンクへ。
27通りのカップリング |
3人の主人公と9人の攻略可能ヒロインがいるため、
3×9=27という前代未聞のカップリング数を誇ります。
キャラごとに複数のエンディングがあるのでルートの数はさらに多くなります。
主人公同士やヒロイン同士のカップリングが作れない
(つまり、渚砂×光莉や夜々×蕾はできない)のが残念といえば残念ですが、
そこまでいくとキリがないので仕方ないですね。
ここでは、ゲームで作れる各カップリングのみどころを一部ですが紹介します。
静馬 | 玉青 | 千代 | 天音 | 夜々 | 蕾 | 千華留 | 檸檬 | 籠女 | |
渚砂 | 渚×静 | 渚×玉 | |||||||
光莉 | 光×天 | 光×夜 | |||||||
絆奈 | 絆×千華 | 絆×檸 |
個人的な感想 |
その他、ゲームをプレイしていて、
個人的に良いと思った点・悪いと思った点を挙げてみます。
良い点
- 登場するキャラクターが多い
- 主人公とヒロインの組み合わせにより様々なカップリングが可能
- ストーリー、シチュエーションも多種多様
- 百合以外の要素はいっさい無いと言っていいほど、なにからなにまで百合
- 他メディア版と設定が異なる点が多いので新鮮に楽しめる
- クイックセーブ等もあり、システムが快適
- ロードが速く、待たされることがない(ただしメモリーカードの読み込みはやや遅い)
悪い点
- アニメとも漫画ともかなり違う、ある意味特徴的な絵柄
- 目当てのキャラに自分から会いに行くことができない
- その一方で、攻略を狙っていないキャラのイベントが勝手に(それも頻繁に)起こる
- ヒロイン全員がなぜか最初から主人公のことが大好きなため、好きになった理由や過程の描写が希薄
- 「天使と悪魔」「ぱにっくモード」等の特殊システムに意味がない(実際はただの2択)
- ゲーム中、主人公に声がない(なぜか回想モードの時だけ声あり)