春夏秋冬

 作品概要

蔵王大志さん作画、影木栄貴さん原作。
「百合姉妹」「百合姫」で連載されていた作品です。

聖テレジア女学院という高校を舞台に、
女の子たちの恋模様が描かれています。

百合姫連載作品の中では比較的ストレートな性描写があるのが特徴です。
女の子の裸が結構頻繁に出てきますし、
最終的にはエッチシーンまであります。

全体的にはラブコメ調ですが、
女性どうしの恋愛感情について真面目に考察するような描写もあり、
わりとシリアスな展開もあります。

単行本には、百合姫連載時には無かった後日談が描きおろされています。
また、百合姉妹Vol.1に掲載された短編も同時収録されています。

 登場人物紹介
他人の胸を揉むのが大好きな女の子。
女の子を見ると胸を触るクセがあり、「女豹」と呼ばれおそれられている。
しかし、特別な感情を持って触っているのはあきほだけであり、
触ってドキドキするのはあきほの胸だけらしい。
中身はエロオヤジだが、外見は美人なので女生徒から人気がある。
親の都合で聖テレジア女学院に編入してきた少女。
転校初日にはるかに気に入られ、なし崩し的に親しくなってしまう。
最初ははるかの過剰なスキンシップに戸惑っていたが、
だんだん自分もはるかのことが気になり始める。
可愛い女の子を次々に毒牙にかける、女狼(おんなおおかみ)の異名を取る少女。
しかし本命の相手にはなかなか一歩を踏み出せず、
本気になるほど臆病になってしまう意外な一面もある。
クラスに転校してきた冬華をロックオンし、執拗にまとわりつく。
美人のため女生徒達から人気が高く、はるかと人気を二分しているらしい。
訳あって聖テレジア女学院に編入してきた大人しい女の子。
編入初日に夏姫に惚れられてしまい困惑するが、
夏姫の気持ちを知り、やがて自分も夏姫のことが好きになる。
同性を好きになってしまった自分に悩んでいたが、
礼子先生のアドバイスで背中を押され、
最終的にはむしろ夏姫より積極的になる。
冬華たちの担任の国語教師。
聖テレジア女学院の卒業生。
高校生時代は同級生の礼子と恋人のような関係だったが、
別々の大学に進学してからは普通に男と付き合うようになった。
しかし、心の奥では常に礼子のことを思っている。
学院の保険医。
自分の経験を生かして冬華の相談に乗ったりもする。
かつて恋人だった綾乃とは今では親友という関係に落ち着いていたが、
綾乃が男と結婚間近と聞き、複雑な思いを抱く。
 ドラマCD

限定版にはドラマCDが付属しています。 内容は、原作の第1話「愛情表現」と第2話「オンナオオカミ」を ほぼ忠実に再現したものです。

キャストは非常に豪華です。川澄綾子さん(「神無月の巫女」の千歌音、「苺ましまろ」の茉莉)や 能登麻美子さん(「ヤミと帽子と本の旅人」の葉月、「舞-HiME」の雪之)など、 百合作品に馴染み深い声優陣が起用されており、こだわりを感じさせます。

脚本は基本的に原作どおりのため、台詞が結構過激です。

田村ゆかりさん(「リリカルなのは」のなのは、「かしまし」のとまり)が 「乳揉ませろ」と連呼したり、 川澄綾子さんが 「やらせて」「胸触らせて!・・・触らせろって言ってんだよゴラ! ・・・へっへっへ、体は正直だなオイ」 とか言ったりするのはインパクト大。

なお2007年7月18日にはドラマCD「逆襲の赤ズキンチャン(仮)」が発売予定。
単行本の限定版に付属したCDの続きだとすると、
さらに過激な内容になっているのかもしれません。

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