つぶらら

 あらすじ

鈴置つぶらは、ちょっと人付き合いが苦手な女子高生。
しかし美人でスタイルも良い彼女は、
周囲からはクールでかっこいいキャラだと思われている。

そんなつぶらにはクラスメイトには言えない秘密があった。
美少女アイドルグループ「キャラメル☆エンジェル」(略してキャラ☆エン)の
熱烈なファンで、キャラ☆エンのことになるとまわりが見えなくなるほどなのだ。

そんなある日、つぶらは地元のローカルTV曲の目にとまり、
辻村つららという女の子と「つぶらら」というユニットを組んでほしいと頼まれる。
つぶらは、いつかキャラ☆エンに出会えることを期待して、
しぶしぶローカルアイドルの仕事を始めるのだが・・・。

 みどころ

めまぐるしい展開が魅力のハイテンションコメディ。
あまりに話の方向があちこちに変るので、
一回読み逃すともうストーリーが把握できなくなりそうな勢いです
(単行本で読む分には関係ないですが)。

 百合ポイント

キャラ☆エン

コミック第1巻の帯にご丁寧に「百合あります」と書いてあるので
期待してしまいますが、実際はそれほどでもありません。
少なくとも女の子同士の恋愛と呼べるような要素はありません。

ただ、主人公のつぶらが
美少女アイドルユニット「キャラメル☆エンジェル(キャラ☆エン)」に
尋常でないくらいにハマっています。
ただのファンというだけでは説明つかないくらいに熱狂的なので、
百合といえば百合に見えないこともありません。

ただ、つぶらにとってはトップアイドルであるキャラ☆エンは
どこまでも雲の上のような存在なので、
基本的に作中でキャラ☆エン自体はTV番組の中でしか登場せず、
つぶらと絡むということがほぼありません。
対面シーンさえほとんど無い相手との関係を百合といえるのかは微妙なところ。

ただ、4巻でつららを介して行われる間接キスは
ネタとして面白いので一見の価値ありかも。

「今、キャラ☆エンにちゅってして…
つららちゃんのくちびるで、私とキャラ☆エンのほっぺが!!つながった!!」


と、意味はよくわかりませんがすごいテンションでつぶらが喜びます。

つぶらら

タイトルの「つぶらら」とは、
主人公のつぶらが、つららという女の子と組んでいるユニット名です。
2巻あたりからは実質この2人がストーリーのメインとなります。
2人は最初はあまりソリが合わない感じでしたが、
一緒に仕事をこなしているうちにだんだん友情が芽生えていきます。
第3巻あたりになるとだいぶ信頼関係が築かれてきて、
なんと、つららがつぶらのほっぺにキスする場面も登場。

いよいよ百合展開に突入か・・・と思いきや、
第3巻後半でつららが大手芸能事務所に引き抜かれ、突然のコンビ解散。
そして4巻でつららが再登場した時にはなんと・・・。

inserted by FC2 system