オクターヴ

 あらすじ

売れないアイドルをしていた宮下雪乃は、
引退して田舎に帰るが、地元の高校にもなじめず、
今は1人上京して無気力な日々を送っている。
そんなある日、
コインランドリーで出会った年上の女性・節子に雪乃は心惹かれていき・・・。

 みどころ

モノローグや回想を多用した雪乃の内面描写が印象的な作品。
孤独感やコンプレックス、嫉妬など、
やや暗くて重い感情が描写されることが多く、
読んでいるとちょっと憂鬱な気持ちになってしまいますが、
節子と出会ったことにより雪乃の内面にどういう変化が現われるのかがみどころ。

 百合ポイント

雪乃と節子の恋がストーリーの中心になっています。
雪乃は綺麗で優しいお姉さんな節子に出会ってすぐ心を許しますし、
節子のほうも雪乃のことが気になっていた様子。
というわけでかなりすんなり恋愛関係になり、
2話目にはもうエッチまでしてしまいます(節子に流されている感じではありますが)。

ただ、その後雪乃がちょっと冷静になって2人の関係を考えなおそうとしたり、
節子に男性経験があることを知って複雑な思いを抱いたりする場面もあります。
女の子どうしの恋が成就するまでのストーリーというよりは
恋人となった2人の、その後の揺れる気持ちに焦点を置いた作品といえそうです。

作中、節子が「雪乃も男とセックスしてきていいよ」という発言をしており、
これが原因とまでは言えませんが、
その後実際にかなり不穏な展開を迎えることになります。
ここに限らず男性の存在がストーリー上意味を持ってくることが
他の百合漫画と比べて多めで、
読んでいるとかなりハラハラさせられることが多いかもしれません。

とはいえ、基本的にはあくまで雪乃と節子の恋のストーリーであり、
途中いろいろ波乱がありつつも2人はそれを乗り越えて絆を強くしていきます。
2人の恋の行方、そして雪乃の内面的な成長を見守って生きたい作品です。


最終更新:2009/09/10
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