魔法先生ネギま!  〜 このせつ年表 〜

木乃香と刹那のことが気になるけど、
原作が長すぎてどこを読めばいいかわからない!
・・・という人のために、各巻の百合的なみどころを紹介します。

第1〜3巻

木乃香はネギ達と同室という関係上序盤から活躍していますが、
刹那はほとんど出番がありません。
とはいえ、後に明かされる2人の事情を考えると納得がいきます。

第4巻  おすすめ!

ここから修学旅行編。
ひょんなことから同じ班になった木乃香と刹那。
そんな中、木乃香は謎の敵から狙われるようになり、刹那は木乃香を守る行動に出ます。

木乃香と刹那が幼馴染でありかつては大の仲良しであったこと、
そして刹那が木乃香を護衛する任務を負っていることが明かされ、
ストーリーはこの2人を中心に動いていきます。

現在は任務に徹するあまり木乃香から一歩引いている刹那ですが、
木乃香は刹那と昔のような仲良しに戻りたいと思っており、
そんな姿に刹那も少しずつ心を開いていきます。

第5巻  おすすめ!

刹那が木乃香を守りながら追っ手から逃げる・・・というストーリーですが、
この頃には2人はだいぶ打ち解けてきており、
なんかもうデートみたいな雰囲気になりつつあります。
木乃香もノリノリで「ウチらカップルみたく見えるかもななー」。

第6巻  おすすめ!

修学旅行編クライマックス。
さらわれた木乃香を助けるため、刹那は隠していた自分の正体を明かします。
それは、烏族(うぞく)と人間のハーフであるということ。
そして刹那はその翼で見事に木乃香を助け出します。

「綺麗な羽根・・・なんか天使みたいやな」

正体を知られてはいけないという一族の掟を破ってしまった刹那は、
全てが終わった後、1人去ろうとしますが、
木乃香のお願いを聞き入れ、これからも彼女を守り続ける決意を固めます。

魔法先生ネギま!(6) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (3392巻))

第7巻

木乃香が惚れ薬入りのチョコを食べてしまい、
「せっちゃん、好き、好き、好きや〜」と刹那に抱きつく一幕があります。
1コマだけの、その話のオチ扱いですが。

また、「仮契約」(魔法使いとパートナーがキスにより契約する儀式)が
テーマになるエピソードがあるのですが、
木乃香が刹那と仮契約しようとしたらしいことが語られます。
ただ、木乃香はべつに構わないのに刹那が恥ずかしがってしてくれなかった模様。

前巻で頑張りすぎた反動か、
刹那はこのあたりから恋愛面でめっきりヘタレっぽくなっている気が・・・。

第8巻

刹那の前に突然、全裸の木乃香が現われます。
ドキドキする刹那でしたが・・・偽者で残念でしたね。

第9巻

木乃香から「今好きな人いーひんの?」と聞かれドギマギする刹那。
木乃香の無邪気さがなんともいえません。
刹那はこの時点でも明らかに木乃香に恋していますが、
木乃香のほうはまだはっきりとは自覚していないんでしょうか・・・?

魔法の薬で18歳の姿になった木乃香を見て刹那がドキドキする場面も。

第10巻

刹那「大体、私にはこのかお嬢様とゆう・・・」
ネギ「あ、やっぱりそうなんですか(はぁと)」

・・・みんなにもバレバレらしいです。

第12巻

学園祭の武道大会で、エヴァさんと戦うことになった刹那。
木乃香とのことも含めていろいろネチネチ言われます。

第18巻

教会の神父さん(正体は美空)に悩みを相談しに来た刹那。
「女の子どうしで接吻(キス)をしていいものか」を相談し、
OKだと言われて勇気をもらったようです。
このへんからちょっと積極的になっている気がします。

第19巻

刹那と木乃香がついにキス!
・・・しようとしているところを明日菜に目撃され中断。
刹那は慌てて「仮契約」していたのだと誤魔化していますが、
異常に緊張していたところを見ると・・・。

木乃香が刹那の指の傷をなめてくれるシーンでは、
刹那は顔を真っ赤にして過剰反応しています。

第21巻

フェイトの攻撃から木乃香を守る刹那。
「お嬢様には、指一本触れさせん!」とかなりマジ。

第22巻

このちょっと前から舞台が魔法世界に移っており、
ネギの仲間達はその際に各地に飛ばされて離れ離れになっています。

刹那は明日菜と同じ場所に飛ばされており、行動をともにしているようです。
明日菜にハネの毛づくろいをしてもらうなどかなり打ち解けたようです。
でも木乃香のことが心配になって
突然「お嬢様ーッ!!!」「このちゃーんッ!!!」と叫び出すなど、
木乃香とはぐれてしまってやっぱりかなり不安な様子。

第23巻

離れ離れになっていた木乃香と刹那がついに再会。
刹那が「このちゃ・・」と叫ぶより前に、
木乃香が「せっちゃぁーーんっっ!!」と抱きついていました。
木乃香は刹那を抱きしめ顔をすりすりしながら熱烈に再会を喜んでいます。

第28巻  おすすめ!

ある意味、魔法世界編の山場。
木乃香と刹那がついに仮契約をする回。

お祭りでデート(刹那いわく逢引)して一時の休息を満喫する木乃香と刹那でしたが、
今この時の幸せさとは裏腹に、刹那には心配事も多いようです。
その心配事の中には自分の剣の腕や戦いのことだけでなく、
「この先お嬢様を養っていけるか」も含まれています。
・・・どうやら結婚する気のようです。

あれこれ悩んでいる様子の刹那に、木乃香は自分の将来の夢を語ります。
それは「立派な魔法使い」になること。
そして刹那にはパートナーとしてずっと側にいてほしいと言います。

この申し出を刹那が断るわけもなく、2人はついに仮契約の儀式を行います。
プルプル震えて緊張している刹那と、
好意をストレートに表現する無邪気な木乃香の対比が面白いです。

とはいえ木乃香のほうもかなり本気で、
かなりディープで長いキスを積極的にしています。
最後は刹那のほうが息が続かなくなって離れてしまったほどです。

仮契約という形でキスシーンがよく出てくるこの漫画ですが、
木乃香と刹那のキス時間はこれまでのところ最長記録とのこと。

「これで正真正銘パートナーやな、せっちゃん!」

魔法先生ネギま!(28) (少年マガジンコミックス)

第30巻

木乃香を人質にとる卑怯な敵が登場。
が、これが刹那の逆鱗に触れ一瞬で倒されます。
刹那いわく「貴様のような者が軽々しく触れて良いお方ではない!」

第33巻

ネギと仲間たちが、敵の魔術によって
それぞれの望む理想の世界の幻影を見せられるシーンがあります。
理想と現実のギャップを痛感させられ、
一歩間違えれば現実に帰れなくなるシリアスなシーンなのですが、
ここで刹那が見ていた幻影は裸エプロンの木乃香
いろいろとぶち壊しです。

第37巻  おすすめ!

魔法世界編はこの前の巻で終わり、
ここからは作品初期を思わせる学園ラブコメ的なノリに戻っています。
と同時に、各キャラの将来・未来を予感させる、物語の完結を思わせる描写が出始めます。

この巻の後半あたりは刹那が主役のような扱いを受けています。
自分が木乃香のパートナーとしてふさわしいのか悩み、将来について迷った刹那が、
各ヒロインの将来像などを聞いて回るという流れで、
いわば刹那が読者と視点を共有している構成です。

思えば長い付き合いとなった明日菜との友情もクローズアップされており、
お互いに大事な「友達」だということが再確認されています。
刹那が木乃香以外の仲間との絆に感情を昂らせる、貴重なシーンかもしれません。


みんなの将来像を聞いていく中で、
刹那も自分と木乃香との将来を想像(妄想)します。
ご飯を「あ〜ん」してもらう場面だったり、
ホテルのスウィートルームで半裸の木乃香が「本契約」を迫ってくる場面だったりと、
なんだかよこしまな方向に向かっている気がしないでもないですが・・・。

とはいえ木乃香とともに歩むことが刹那の「私の進むべき未来」であり、
もう迷いはないようです。

第38巻

ついに最終巻。
最後ということで、メインヒロインである明日菜の運命が話の中心になっており、
その他のヒロインにもそれぞれ見せ場がある関係上、
刹那と木乃香の出番はちょっと控えめ。

とはいえ、登場シーンでは刹那と木乃香は常に隣におり、
2人の仲が順調にいっていることが伺えます。

最終話ではヒロインそれぞれの未来が
ダイジェスト的に語られているのですが、
刹那の項には「木乃香の忠実なる従者」「新居を購入」、
さらに「2017年結婚」などとと書かれており、
一方木乃香には同じく「2017年結婚」と書かれています。

「誰と」が明示されていないのは実は他の一部のヒロインも共通で、
主人公のネギが誰と結ばれたのかが
読者の想像に任されているのを意識した表現だと思われます。

しかし、刹那と木乃香だけわざわざ結婚した年が明示されていること、
しかもそれが同じ年であることを考えれば、
2人は無事に結ばれて幸せになったのだと考えて間違いないように思います。
女の子どうしですが、
魔法世界などが登場するファンタジーな世界観なのできっと大丈夫なのでしょう。
末永くお幸せに。

魔法先生ネギま!(38)<完> (講談社コミックス)


最終更新:2012/5/25
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