もうすこしがんばりましょう

 作品概要

お気楽女子高生たちのお馬鹿な日常を描く学園ギャグ漫画。

むつ、ふみ、ひよの仲良し3人組がメインですが、
ストーリーが進むにつれ、新たなレギュラーキャラが増えていきます。

舞台となっている高校は一応共学のようですが、
男性キャラはまったくと言っていいほど登場せず、
女の子だけのほんわかした日常が描かれています。

 百合ポイント

仲良し3人組

メインとなるむつ・ふみ・ひよの3人が
いつもとても仲良しで微笑ましいです。

3人ともそれぞれちょっとおバカさんな面があるのですが、
むつは中でも飛びぬけておバカさんなため、
ふみとひよがむつをイジり倒すような展開が多いです。

しかし、3人は強い友情で結ばれており、
いつもむつをからかっているふみも、
他人がむつにひどいことをしているのを見ると
「むつにそんなことしていいのは私だけ」と本気で怒ったりします。

また、ひよはふみを盲信しているフシがあり、
しょっちゅうふみを可愛いとか綺麗とか言っています。
自分の中に勝手にふみの高尚なイメージを作っているらしく、
ふみがむつにつられてお馬鹿なことをしようとすると
「あなたはそんなキャラじゃないの!」とか
「ふみちゃんにはいつもキレイでいてほしいの」などと言って必死に止めます。
どうもひよにとってふみは一種の理想のようです。

姫子

むつの後輩で姫子という女の子がおり、
この作品では一番百合の香りを漂わせているキャラです。

姫子はむつのことが大好きで、たまにむつの教室にやって来ては
「好きです」と告白したり、抱きついたりしています。
バレンタインデーでは当然むつにチョコを渡しますし、
「世界中の人間がむっちゃん先輩を嫌っても、私だけは…!」
というかなり熱い発言をしたりもします。

また、姫子が現われるとひよに変なスイッチが入ってしまい、
むつは自分のものだと主張しだします。
こうしてひよと姫子はむつ争奪戦に突入し、
互いにむつの気を引くために競ったり、
2人して「どっちを選ぶの?」とむつに迫ったりします。
ひよと姫子は遭遇するたびに必ずこのパターンをやるので
4巻ではふみに「この展開、もううんざりだ」と言われてしまいました。

ただ、この姫子は出番が非常に少ないです。
2巻の中盤あたりで初登場して、次に登場したのが3巻の後半。
久々の登場だったため「一度登場したきりコツゼンと姿を消した伝説の後輩。」
とナレーションが入ってしまう始末。
もっと出番が少ないキャラもいるので、一概に扱いが悪いとはいえないのですが・・・。

コミック3巻あたりから登場する梅と志緒も百合っぽいかもしれません。
梅は作中きっての美少女なのですがプライドの高さゆえか友達が少なく、
志緒が唯一といっていい友達です。
だんだんむつグループに巻き込まれつつありますが、
それでも志緒と行動している場面が多いので仲の良さが伺えます。

その他

コミックを最後(第5巻)まで読んでみましたが、
特に恋愛的な方向でストーリーが進展するようなこともなく、
最後までむつ達のお気楽な日常を描いた作品でした。
ただし最終回は登場人物達の数年後を描いたエピソードになっており、
むつ・ふみ・ひよの友情が健在だとわかったのは良かったです。
個人的には姫子のむつへの想いがその後どうなったのかが気になりますが・・・。

 登場人物紹介

主な登場人物を紹介します。
姫子以外にも百合っぽいキャラがいるかも?

もうすこしがんばりましょうの登場人物

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