あらすじ |
絵里子は、親友の由真・綾乃とともに
憧れの私立山咲女子学園(通称:咲女)に入学した。
しかし彼女達がそこで見たのは、男がいない環境でだらけきった女子高生たち。
自分はあんな風にはならない!と心に誓う絵里子だったが、
次第に自分達も女子高色に染まっていくのであった・・・。
作品概要 |
女子高生たちのリアル(?)な実態を、お馬鹿かつ下品に描いたギャグ漫画。
近年流行の女子校あるある本の中でも、先駆け的存在といってもいいでしょう。
連載開始はなんと2001年。
連載中、様々な紆余曲折を経ている作品です。
掲載雑誌の休刊などによる休止、移籍、タイトル変更などを数度経験しています。
現在の「Girls-High」という副題もその過程で付いた物。
2007年の単行本第9巻をもって一端の完結となりましたが、
約8年後の2015年になって第10巻が発売。
まさかの再始動を果たしました。
絵里子たちがいつの間にかスマホを持っているなど、
作中の世界観もさりげなくアップデートされています。
このようにかなりの長期シリーズですが、
過去分が新装版・文庫版・電子書籍版などの形で何度もリニューアルされているため、
現在でも気軽に楽しむことができます。
百合ポイント |
絵里子たちのグダグダ女子高ライフの過程で、
ちょくちょく百合っぽいシーンが登場します。
由真&綾乃
メインとなる仲良し3人組のうち、由真と綾乃は非常に強い友情で結ばれており、
ちょくちょく妖しい雰囲気をかもしだします。
ダイエット雑誌に触発されて女どうしでセッ○スダイエットをしようとしたり、
下の毛の処理をしあったり・・・。
百合専門雑誌「百合姉妹(百合姫の前身)」で取り上げられた際には、
この2人が特にフィーチャーされていました。
毛利さんと小柴さん
第5巻あたりから本格的に登場する毛利さん・小柴さんは
明確に恋人どうしとして描かれています。
当初はたまに出てきてはイチャついているだけのネタキャラのような扱いでしたが、
修学旅行が始まる第7巻あたりからはかなり出番が増えました。
そしてついに第8巻では二人揃って表紙に登場。
このへんになると準レギュラーといっても過言ではありません。
アニメ版では背景的な扱いながらも序盤からちょくちょく登場していました。
由真と桃香
由真の妹の桃香は、当初由真に激しく反発していました。
初出時のエピソード以降は一応和解していますが、
それでもなかなか素直になれないようで、意地っ張りな発言を繰り返します。
ですが本当は由真のことが大好きで、仲良くしたいと思っています。
由真にこっそり誕生日プレゼントを買っていたりと、可愛い一面もあります。
さらに実は由真の写真をいつも持ち歩いていたりと、
ある意味では非常に本気度が高そうなキャラです。
ちなみに、なんと原作者自らこの2人の百合同人誌を出したことがあります。
原作各巻の百合的みどころ
アニメ版 |
女子高生Girls-Live |
2007年に休止状態に入った「女子高生Girls-High」本編に代わり、
2010年より「女子高生Girls-Live」が連載されました。
数年後の咲女を舞台に、新キャラクターたちの女子高ライフを描いています。
基本的にメインキャラクターは総入れ替えされていますが、
教師陣や大地(絵里子の弟)は相応の年月を経た姿で準レギュラー的に登場しています。
また、「Girls-High」の主人公達が咲女に残る伝説(のイメージカット)という形でさりげなく描かれていることも。
単行本の2巻・3巻では「Girls-High」の外伝漫画も掲載されています。
最終更新:2015/5/6