いおの様ファナティクス

 あらすじ

とある小国の女王・いおの=ミト=アルシュラインは、
「側女」(いわゆる侍女)をスカウトするために日本にやって来た。

いおのは、自分の好みのタイプである黒髪の美女を求め、
街角でナンパをしたり、オーディションを開催したりするのだが・・・。

 みどころ

女の子好きな女王様・いおのが、
自分好みの娘を側女として迎え入れるべく奮闘するお話です。
コミックのあとがきによると、コンセプトは
「異国の女王様が日本女性ハーレムを作る間違った百合世界」。

いおの=ミト=アルシュライン

主人公のいおのはとにかく女の子が大好きで、
可愛い娘を見るとすぐスカウトしようとする癖があります。
故郷の国にはいおのに雇われた宮女がすでに千人もいるらしいです
(エピローグでなんと5000人に増えます)。
ただ、いつも遊んでいるだけのお気楽な人というわけではなく、
基本的には立派な女王様で、
人(特に女性)を惹きつける独特のカリスマ性があるようです。

ちなみにいおのの国では女の子どうしの結婚が可能です。
さらに、女の子どうしで子供を作ることもできるようです
(科学の力だそうです。現実でも理論上は可能らしいですが…)。
ある意味、素晴らしい国ですね。

鉢辺絵兎

タイトルの通り、いおのがストーリーの中心ですが、
序盤でスカウトされて側女になる鉢辺絵兎(はちべ えと)の
視点からストーリーが描かれている部分も多く、
第2の主人公と言えるかもしれません。
最初はいおのからのアプローチに戸惑っていた絵兎が
だんだんいおのに心を開き、
自分からいおのの気を引こうとするようになる過程が面白いです。
いおのと絵兎はストーリーが進むにつれ順調に親密になっていき、
後半ではついにベッドインしてしまいます
(直接的なシーンはなく、直前と直後の絵が描かれているだけですが)。
エピローグでは2人が結婚したような描写もあります。

側女

その他の側女達も、みんないおののことが大好きで、
いおのの気を引くために日夜頑張っています。
基本的にはいおのの身の回りの世話をするのがお仕事のようですが、
絵兎の例を見る限り夜伽をしたりすることもある模様。

また、側女どうしも仲が良く、イチャイチャしています。
側女どうしのカップルも結構いるようです(いおの公認)。

後半になるといおのをつけ狙う敵キャラ(?)も登場したりもしますが、
それもすべてはいおのを慕うがゆえの行動だったりします。
とにかく全体を通して女の子だらけで、
女の子どうしのイチャイチャがたくさん描かれている楽しい作品です。

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