| あらすじ |
鎌倉の「松岡女子高校」に通う少女・万城目ふみ(まんじょうめ ふみ)は、
「藤が谷女学院」に通う幼馴染の「あーちゃん」こと奥平あきらと10年ぶりに再会する。
乗る電車が同じということもあり、一緒に登校したりしているうち、
2人は昔のように何でも話せる親友どうしになっていく。
そんなある日、ふみは同じ高校の先輩・杉本恭己(すぎもと やすこ)に一目惚れする。
そして恭己もふみことを気に入り、2人は交際を始めるのだが・・・。
| みどころ |
鎌倉の町を舞台に少女達の恋を描いた爽やかな作品。
女の子同士の恋愛感情を、
少女期特有の淡い感情とともに活き活きと描いています。
万城目ふみ
ふみとあきらがストーリーの中心ですが、
どちらかというとふみの視点で描かれている場面が多く、
実質的にはふみが主人公といえます。
ふみはかなり百合度が高いです。
今まで何度か好きになった人がいたようなのですが、
その相手がいずれも女性です。
まず、初恋の相手が幼少の頃のあきら。
幼い頃は自覚がなかったようですが、
今になって思い返すとたしかに恋だったようです。
あきら本人に向かってそう告白する場面もあります。
そして次に好きになったのが年上の従姉妹。
なんと肉体関係まであったようです。
ただ、この女性はふみに黙って男性と結婚してしまいます。
そして傷心のふみが出会ったのが、高校の先輩恭己(やすこ)。
ふみは偶然出あった恭己に一目惚れし、
恭己もふみのことが好きだったようで交際することになります。
この恭己は中性的で凛々しい外見からか他の生徒達からも人気があるようです。
下級生の井汲京子(いくみ きょうこ)など、
恭己に片思いしている娘もいます。
ただ、恭己はかつて年上の男性に恋していたことがあり、
いわゆるバイセクシャルのようです。
恭己のこの男性への想いは結構ページを割いて描かれているので、
このあたりはちょっと百合的には面白くないかも・・・。
奥平あきら
ふみと並んでストーリーと中心になるのが、
ふみの親友(さらには初恋の人)である「あーちゃん」ことあきら。
明朗快活かつ天真爛漫な性格で、
よくふみの相談(主に恋愛関係)に乗っています。
困っているふみをいつも助けてくれるので、ふみはあきらに甘えっぱなしです。
ただ、あきらが百合キャラなのかというと、よくわかりません。
ふみのことを大好きなのは間違いないのですが、
あくまで友情止まりなのか、それとも恋愛感情も含まれているのかは
(3巻あたりまでを読む限りでは)ハッキリとは描かれていません。
とはいえ男性にあまり興味はないようですし、女性同士の恋愛にもかなり寛容なようです。
ふみから女の子を好きになってしまったと聞かされた時には
「別に女の人を好きでもいいんじゃないでしょうか?」
という感想を持ったりもしていました。
4巻ではついに、ふみから告白を受けています。
あきらも、恋愛感情かはともかくふみのことを相当意識していますし、
2人の関係に変化が訪れるのでしょうか。
若草物語
コミック第2巻以降には、
番外編「若草物語」が収録されています。
青い花本編よりちょっと前の物語ということで
恭己の姉(姿子・公理)の高校生時代のお話が描かれています。
とはいえ、姿子や公理が主役かといえば必ずしもそうではなく、
公理に片思いする女の子の話だったり、
姿子とも公理とも特に関係ないカップルの話だったりもします。
どのエピソードもかなり正統派の女子高ものという感じで、
明確に恋として描かれているため「青い花」本編にも負けない百合度を発揮しています。
最終更新:2009/04/29



