あらすじ |
白百合高校の生徒会長・長谷部麗夢(れむ)は女の子が大好き。
そもそも生徒会長になったこと自体、
校内の女の子たちと触れ合いたいからという不純な動機だ。
副会長の冴(さえ)を始めとする生徒会執行部は、
そんな麗夢の暴走に振り回されながらも、
今日も生徒たちのために頑張る。
百合ポイント |
舞台となる白百合高校は女子高なので、登場人物は基本的に全員女の子です。
麗夢
主人公の麗夢はとにかく女の子が大好き。
いつも校内の可愛い女の子達をストーキングし暖かく見守っており、
女の子に関する萌えやエロスを語らせたら止まりません。
これだけだと危ない人のようですが、
生徒会長が務まっているということは、生徒たちから信頼されているということのはず。
実際、明るく面倒見の良いためか皆の人気者のようです。
冴
生徒会副会長の冴は麗夢の以前からの親友で、
麗夢に誘われて生徒会に入りました。
麗夢の暴走をちょっと呆れながらも優しく見守っており、
いつも適格なフォローを入れてくれます。
麗夢からも「冴が隣で見ててくれるなら私は何だってできる」と
絶対の信頼を寄せられる関係。
冴のほうも、女の子なら誰でも大好きな麗夢にヤキモキしながらも、
「結局私はお前から離れられないんだ」とモノローグで語っています。
ちなみに冴自信も、別に王子様キャラというわけではないものの
中性的な雰囲気からか女の子たちからモテモテです。
バレンタインの回では大量のチョコをもらっていました。
リコ
麗夢の妹・リコは、本当は麗夢のことが大好きなのですが、
素直になれないためいつも冷たい態度を取ってしまいます。
でもバレンタインのチョコはしっかりあげてしまうあたり、
冷たくなりきれない模様。
終盤のあるエピソードでは、実は麗夢に対して強い憧れと尊敬を抱いており、
それゆえに素直になれなかったとう複雑な気持ちが描かれました。
さらにリコは冴に対しても特別な感情を抱いているような描写があり、
会話するだけで顔を赤らめてしまうことも。
麗夢と冴が仲良くしているところを見て嫉妬めいた表情を浮かべるシーンがあるのですが、
果たして麗夢と冴のどちらを意識しての物なのか気になります。
歩&かすみ
麗夢の友人である歩とかすみは幼馴染。
病弱なかすみを歩が心配し、世話を焼いている関係です。
ただ、実はかすみはもう昔ほど病弱ではないので、現在の歩はちょっと過保護気味。
かすみはそれを承知で、歩の気を引くためにあえてそのままにしています。
基本的には仲の良い親友同士ながらも、少しの危うさをはらんだ関係です。
物語終盤では、お互いに依存から脱却し自立しようとしながらも、
変わらぬ友情を確かめ合う2人の姿が描かれていました。
妃華&あげは
先代生徒会長の長田妃華(おさだ ひめか)は、
あまりの厳しさから麗夢にすら恐れられた存在です。
2巻あたりからたまに生徒会室に遊びに来るようになります。
そんな妃華ですが、先代の副会長だったあげはに特別な感情を抱いていたようです。
つかみどころのない性格のあげはに振り回されつつも離れられない、
そんな複雑な気持ちが回想で語られています。
ただし2巻の時点ではあげはの出番が回想のみだったのですが、
第3巻ではついにあげは本人が登場。
出番は短いながらも、妃華との不思議な関係が描かれていました。
由利
同じく第2巻から登場する河合由利(かわいゆり)は、
麗夢のことが大好きな1年生。
麗夢のことを「お姉さま」と呼んで慕っています。
ただ、実は麗夢に好かれるためにキャラを作っており、その実態はかなりのぶりっ子です。
そんな感じで単なるイロモノキャラかと思われたのですが、
実は意外と面倒見が良く頼りになる性格。
文化祭で生徒会の仕事を手伝った際の手腕を評価され、
なんと麗夢に推薦されて次期生徒会長になってしまいました。
当初のギャグ寄りの扱いからは想像もできない大出世です。
最終的には麗夢のスピリットを次の世代に伝える役割を担っており、
物語後半を大きく盛り上げてくれたキャラクターでした。
最終更新:2014/2/26