シノハユ the dawn of age

 あらすじ

麻雀が好きな小学生・白築慕(しらつき しの)は、母親と2人でささやかながらも幸せな暮らしを送っていた。 しかしある時母親が行方不明になったことで、慕は叔父さんの家に引き取られることに。

慕は優しい叔父さんに感謝しながらも、今でも母親のことが忘れられない。 麻雀で有名になれば、麻雀好きだった母親が自分を見つけてくれるかもしれない──そう考えた慕は、地元の子供麻雀大会に出場するのだが・・・。

 みどころ

美少女麻雀漫画「咲 -Saki-」の、「阿知賀編」に続くスピンオフ。 「阿知賀編」と同じく、小林立さん原作&五十嵐あぐりさん作画。

「阿知賀編」と比べると「咲 -Saki-」本編とのリンクは控えめで、コミック第1巻の時点では明確なつながりは描かれていません。 連載開始前に執筆された「第0話」にて、「阿知賀編」の春絵世代のインターハイ(つまり10年前)と関係していることが示唆されている程度。

この「第0話」はコミック第1巻に収録されていませんが、現在出版社の公式サイトで無料で読めるようになっています。

シノハユ the dawn of age | ビッグガンガン | SQUARE ENIX


 百合ポイント

第1巻時点では、慕と行方不明になった母親との絆が大きなテーマとなっています。 そして母親の目に止まるために出場した子供麻雀大会での石飛閑無(いしとび かんな)との出会いが、ストーリー上大きな意味をもってきそうです。

石飛閑無

閑無は麻雀に強い情熱を持っているものの、麻雀をあくまで競技と考えており、勝利にこだわるシビアな面があります。 楽しむために麻雀したいと思っている慕とは当初意見が対立するのですが、大会でお互いの実力を認め合ったことで、 以後は一緒に全国大会を目指す仲間となります。

麻雀観の違いを乗り越えてともに戦う姿は、形こそ違えど「咲-Saki-」本編の咲と和の関係を彷彿とさせます。 今後の進展が楽しみな2人です。

瑞原はやり

コミック第1巻時点での数少ない「咲-Saki-」本編とのリンクとして、本編ではプロ雀士(28)として活躍する瑞原はやりが小学生時代の姿で登場しています。

出版社公式サイトで慕・閑無に続く3人目の主要キャラクターとして紹介されているので、どうストーリーに関わってくるのか気になるところです。


最終更新:2014/03/02
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