咲-Saki- 各エピソードの百合ポイント

第1話「出会い」

咲と和、そして麻雀との出会いが描かれます。

冒頭、咲が通りかかった和に見とれる場面があり、
2人の出会いに特別な意味があることを予感させています。

麻雀部の部室から帰る咲を和が追いかける場面では、
和は後ろから抱き付いて咲を止めています。
普通に呼び止めればいいのに(実際原作ではそうしている)、
わざわざ抱きつくように変更しているあたりが
アニメ版の今後の百合具合に期待を持たせてくれます。

第2話「勝負」

前回とは逆に、帰る和を咲が追いかける場面があります。
今まで麻雀が嫌いだったけど和との麻雀は楽しかったと言う咲でしたが、
和のほうは麻雀を好きでもない咲に負けたのは悔しいと答えています。
2人の間にはまだちょっと距離があるようです。

第3話「対立」

麻雀でわざと手加減している咲に、和が怒ります。
その時に言ったのが、手加減されると楽しくないので
「私も楽しませてください!」という台詞。
この時なぜかすごく頬を赤らめています。

最終的にはちゃんとお互いを理解しあって、
一緒に全国に行こうねと指きりします。

第4話「翻弄」

和が、咲と指きりしたことを思い出しながら自分の指なめる場面があります。
和が咲に特別な感情を抱いていることを示唆しているように思います。
原作だと、連載時にはあったのに単行本化の際にカットされた描写だったので、
アニメ版で晴れて復活してくれてうれしいです。

その後、和が「多めに作ってきた」という弁当(どうみても多すぎる量)を
咲に食べてもらうシーンがあったり、ラブコメみたいになってきています。

第5話「合宿」

麻雀部強化合宿の回。
原作ではダイジェストでサラッと流された部分ですが
アニメでは1話まるっと使って描かれます。

タコスが和の服を無理やり脱がせる場面があるのですが、
咲は恥ずかしそうに両目を手で覆いつつも、実は指の間からガン見しています。

あと、和が咲のことが気になって
麻雀に集中できていなかったことが判明します。

第6話「開幕」

ここから県大会編です。とはいえ予選なので咲達はまだまだ余裕という感じ。
百合的には特に何もありませんが、
一(はじめ)が和の胸を凝視しているのが面白いです。

第7話「伝統」

各校のライバルキャラが本格的に活躍しだします。

まず龍門渕では、アニメオリジナルキャラとして透華に仕えるメイドさんが登場。
透華の「専属」メイドである一(はじめ)と、
透華をめぐってなにかと張り合っているようです。

風越ではキャプテンの美穂子と華菜がイチャイチャしています。
華菜をなでなでしてあげたり、優しく抱きしめてあげたり、
膝枕してあげたり・・・。

第8話「前夜」

決勝進出が決まった4校それぞれの夜を描く、
ほぼアニメオリジナルエピソード。

咲と和は相変わらず甘酸っぱい雰囲気を漂わせています。
会場からの帰りの電車の中、咲が眠りこけて和に寄りかかったかと思えば、
和もちょっと頬を赤らめながら自分から寄りかかります。
帰り道のシーンでは、一緒に全国に行こうと再び指きりをして誓い合います。
その後手をつないでいるのも良い感じ。

風越側も結構力を入れて描かれています。
キャプテンの美穂子が包容力のある優しい性格で
みんなから慕われているのが百合っぽいかもしれません。
その中でも華菜はやっぱり扱いが別格で、お風呂で髪を洗ってもらっています。
その様子を他の部員がうらやましそうに眺めています。

第9話「開眼」

いよいよ県大会決勝、その先鋒戦です。
清澄からは優希(タコス)が出場。

百合は特に無し。
ただ、冒頭の決勝進出校紹介のシーンで
カメラのほうではなく特定の相手のほうを見ているキャラがいます。
あと対局中のタコスと美穂子のコンビプレー(?)が微妙に百合っぽく見え・・・ませんね。

第10話「初心者」

次峰戦。清澄からはまこの出番ですが、
全然いいところがなく、あまりのみどころの無さがある意味みどころ。

納得いかない結果で先鋒戦を終えたタコスが、
部長に慰めてもらっているのが百合っぽいかもしれません。
抱きついたり、膝の上に寄りかかったりして甘えています。

咲と和は出番まで数時間待ちということで仮眠室に向かいます。
布団に入りながら「誰もいませんね」「2人っきりだね」と会話しているのが
なんとなく意味深に聞こえるかもしれません。
眠る前に手を握り合い見つめあっていますし、
その後眠っている最中のシーンではいつのまにか距離が縮んでいます。

あと藤田プロが衣を妙に可愛がっているのも百合といえば百合?

第11話「悪戯」

中堅戦。清澄からは部長の久が出場。

和と咲は引き続き仮眠中です。
和は途中で一度起きるのですが、
わざわざ咲との距離を縮めた後もう一回眠ります。

ストーリー的には部長の久が大活躍です。
おかげで風越はピンチなのですが、心配している美穂子を見て華菜が
心の中で「不思議だ・・・上級生なのに肩を抱きしめたくなる」
とつぶやいていたのが百合っぽいかも。

また、一が透華との出会いを回想するシーンがあります。
一が透華の強引な勧誘に戸惑いつつも、
ちょっと顔を赤らめているのが可愛いです。

第12話「目醒め」

冒頭に美穂子の回想があり、
中学生の頃に久と会っていたことがわかります。
美穂子はその時自分の右目(左目と色が違う)を綺麗だと
褒めてくれた久のことが強く印象に残っていたようです。
なんか運命の人と再会したかのような雰囲気ですが、
残念ながら久のほうは全然覚えていませんでした。

あとは一と透華がちょっと良い感じで、
透華によって付けられていた鎖をもう外して良いと言われても
一は「透華が遠くなってしまう気がする」と言って外さないでいます。

あとは、落ち込む文堂を後ろから抱きしめる美穂子
(そしてうらやましがる華菜)とか、
咲に応援されて俄然やる気を出す和とかが百合的なみどころでしょうか。

第13話「微熱」

副将戦開始。清澄からは和が出ます。

透華が「のどっち」(ネット麻雀での和)に
かなりの入れ込みぶりを見せており、
「じっくりたっぷりねぶるように味わわせていただきますわ」と
かなり危ない執着を見せています。
この時ちょっとエッチな感じのイメージカットが入ります。
一方、和のほうは咲のことを考えています。

また、以前からちょくちょく映っていたアニメオリジナルキャラ(?)の
和の中学時代の後輩(マホという名前らしい)が
和を見くびっているギャラリーに激怒する場面があります。
和のことになると見境がなくなる、という性格らしいです。

第14話「存在」

前半は前回に引き続き透華と和の対決がメイン。
出番が終わっていわゆる解説キャラに回っている一が
なにかと透華のことを褒めているのが百合っぽいかも?

後半はステルスモモこと桃子がメインです。
非常に影の薄い存在で、これまで周囲に存在すら気づいてもらえないような子だった桃子。
そんな桃子を、ゆみが見つけ出して麻雀部に迎え入れるまでが回想として描かれています。
ゆみの桃子への入れ込みようは相当なもので、
勧誘の際は桃子の教室に乗り込んで「私は君が欲しい!」と叫ぶという
かなり情熱的なアプローチをかけていました。

桃子のほうも自分を見つけてくれたたった一人の存在である
ゆみにかなりの好意を抱いていて、
回想のデート(?)のシーンではゆみの腕に抱きついたり
結構積極的です。

第15話「魔物」

副将戦終了から大将戦開始まで。
いよいよ主人公・咲の出番です。

副将戦を終えた桃子がゆみに
「先輩大好きっすー!」と抱きつく場面がみどころ。
ゆみは「ここではやめろ〜」と恥ずかしがっていましたが、
これは別の場所ならOKということなんでしょうか。

第16話「結託」

クライマックスの大将戦なので
これまでにないくらい真面目に麻雀やってます。
百合要素は特に無し。

第17話「悪夢」

大将戦前半終了後の休憩時間が描かれており、
前回の分を取り返すがごとく百合分多めです。

まず、咲がまだ本調子でないことに気づいた和が
急いで咲のもとに向かいます。
優希いわく「愛し合う者どうしはお互いのわずかな変化すら感じてしまうもの」。
和が咲を叱咤激励し、一緒に全国に行こうと改めて約束する場面が
百合っぽいと思います。

風越では、キャプテンの美穂子が華菜のもとにやって来て元気付け、
華菜を抱きしめています。

一方、鶴賀では桃子がゆみを励まします。
お礼を言われて顔を赤くする桃子が可愛いです。

第18話「繋がり」

引き続き激しい戦いの最中ですが、各校それぞれ、
自分の支えになってくれている人のことを思い出しています。

まず華菜と美穂子の回想シーンがあり、
2人が仲良くなったきっかけが描かれています。
華菜が自分を下の名前で呼ぶように頼んだり、
毎日一緒に帰ってくださいとお願いしたりしていますが、
この会話の間お互いにずっと顔を赤らめています。

また、ゆみと桃子の回想もあり、こちらも相変わらず百合っぽいです。
桃子は自分のゆみとの接点である麻雀で勝ち続けることで、
ゆみとの今の関係を続けることができると考えているようです。
もっとも、今の2人の仲を見る限り、
たとえ大会が終わっても2人はずっと一緒のような気がしますが。

ちなみに、優希が「毎日のどちゃんのおっぱいを吸ってる」と発言しています。
もちろん嘘でしたが・・・。

第19話「友達」

冒頭に衣の回想シーンがあり、
親が死んで孤独の身になった衣を見かねた透華が
仲間達と一緒に衣の友達になった経緯が描かれています。
後半、試合後のシーンでも衣とみんなとの友情が再確認されていて、
百合というほどではないですが微笑ましいです。

試合は咲たち清澄高校の勝利で終わるのですが、
優勝を決めた咲のところに真っ先に和が駆けつけ、抱き合っています。
帰りの電車でもまた手を繋ぎながら寄りそって眠っています。

一方鶴賀では、ゆみと桃子が2人だけの百合な空間を作り出しています。
大会は終わったけど、もうしばらくゆみと一緒にいたいと告げる桃子。
そしてゆみはそんな桃子の手を取り、
2人はお互いに頬を赤らめながら見つめあいます。
そして他の部員達はそんな場面を影から隠れて見ています・・・。
鶴賀では2人の仲は公認状態なんでしょうか。

第20話「姉妹」

団体戦も終わったところで、久しぶりの日常風景。
個人戦の前の息抜きのような回で、
清澄のみんなはプールに遊びに行きます。
泳げない咲の練習に和がつきあうことになるのですが、
咲が和に抱きついたり和が顔を赤らめたりするのが百合っぽいところでしょうか。

また、龍門渕一行にもちょっと出番があり、
去年の夏、全国大会で東京に行った時の回想が流れるのですが、
みんなで衣に対する優しさを見せているのが微笑ましいです。
特に透華は思ったより仲間想いで、気配りのできる性格であることが伺えます。
麻雀シーンでの活躍は正直微妙ですがリーダーとしての素質はありそうですね。

また、これまで謎の多い存在だった咲の姉・照に
今回初めて(?)本格的な出番があります。
圧倒的な力で全国大会進出を決めたようですが、
そこでついに咲と再会することになるんでしょうか?
ただ、照のほうは咲にあまり良い感情を抱いていないようで、
過去に2人の間に何があったのか気になります。

第21話「追想」

今回から個人戦が始まります。
メンバーを変えつつ次々に対局を行い、
規定試合数での総合成績を競うというシステムのため、
団体戦では見れなかった組み合わせの試合も多数あって面白いです。

みどころは後半の美穂子と久との対戦。
この2人は因縁ありげだったのに団体戦では直接当たらなかったので、
今回が初の直接対決です。

美穂子はやっぱり久に特別な思い入れがあるらしく、
久のことを意識しまくっています。
話したいことがたくさんあったようなのですが、
いざとなると言葉が出てこない様子。
最後には久もようやく美穂子のことを思い出し、
声をかえてもらえて涙する美穂子が百合っぽい感じ。

第22話「約束」

個人戦2日目。
1日目を勝ち抜いた人たちによる本選で、このうち3人だけが全国に行けます。

南場が得意な新キャラ・南浦数絵が活躍していますが、
応援する仲間等はおらず百合要素は無さそうで残念。

3年生に遠慮してか本気で打っていない咲を
和が叱咤し、咲もそれに答えて本気で勝負する決意を固めるシーンがあります。
手を握り合い見つめあったりと、いつもどおりいちいち百合っぽいです。

後半は咲と久の清澄対決があり、さらに桃子がそこに絡むのですが、
桃子は団体戦でゆみを破った咲に強い対抗意識を燃やしています。
桃子とゆみが海辺でイチャイチャしているシーンが回想で入るのも百合的にみどころ。

第23話「本気」

風越の未春(グレーの髪の眼鏡の人)に初めてまともな見せ場が。
自分は全国進出はほぼ無理なものの、
他の高順位者を削って華菜をサポートすべく頑張っています。

最終的には美穂子・咲・和が全国進出です。
久が美穂子を握手で祝っています。

第24話 「夏祭り」

前回で個人戦も終わって、再び麻雀無しの日常描写の回。
優希のテスト勉強や、その後の夏祭りがメイン。

冒頭で透華(一もいっしょ)がベッドで衣に絵本を読んであげて
衣を眠らせているシーンがあります。
衣って一応高校生のはずなんですが・・・。
透華は本当に衣のお母さん状態です。

また、和が雷が苦手だったという事実が判明。
第1話で雷が鳴ってても構わず咲を追いかけてきたのは
「夢中だったから」とのこと。

終盤の夏祭りのシーンでは、
転びそうになった和を咲が受けとめて、抱き合うような格好になっています。
そしてやっぱり見つめあう2人。

第25話 「全国」

全国大会を控えた清澄が強化合宿をする話・・・ですが、
県大会決勝で戦った3校も招かれていて、
最終回らしいオールスターな内容になっています。

みんなと一緒に温泉に入らずに、
「先輩と2人っきりで入りたかったから」とゆみを待っていた桃子が百合っぽいです。
その後また2人っきりで入りたいと誘っているのですが、
次の日の早朝に早くも実行しています。
いつもながら、意外と積極的な桃子と照れているゆみが可愛いです。

後半は和と咲が中心のシーンになっています。
和が神社でいつまでも咲と一緒にいられるようにお願いしていたり、
お土産屋で勝ったキーホルダーを2人で交換しあったり、
最後までナチュラルに百合な絡みをしています。

また、今回ついにお互いを名字ではなく名前で呼ぶようになります。
2人とも顔を真っ赤にしながら、
ちょっとぎこちない感じで「和ちゃん」「咲さん」と呼び合っています。
これでまた距離が一歩近づいた感じです。

最後のシーンでは主題歌に乗せて
全国大会の激闘の様子がダイジェストで描かれています。
咲と照の因縁や、和との絆の危機を示唆するかのようなシーンがあり、
続編製作への期待が高まります。


最終更新:2009/10/08
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