あらすじ |
弱小料理部の1年生である若槻は、
真面目で面倒見のいい堀川部長のことを好きになってしまう。
女の子どうしで感じる初めての気持ちに戸惑う若槻は、
これが恋かどうか確かめるため、試しに部長にキスさせてもらうのだが・・・。
こうして、明るく可愛いけどちょっとお馬鹿な若槻と、
真面目人間な部長の、恋と料理に彩られた騒がしい日々が始まった。
百合ポイント |
料理部を舞台にした百合ラブコメ。
芳文社の百合アンソロジー「つぼみ」で
創刊号から最終号まで連載されていた稀有な作品の1つです。
若槻
若槻はとにかく部長のことが大好きで、
料理を全然しないのに部長目当てで料理部に入ったほどです。
第1話でいきなり部長にキスしてしまううえ、
勢いでそれ以上のことをしようとするなど、かなり飛ばしています。
でもその一方で部長に直接好きだとは言いだせなかったり、
いざという時に勇気が出なかったりと、意外と純情で乙女な一面も持っています。
序盤はそんな若槻と部長の2人きりで展開される話が多かったのですが、
コミック1巻の途中から料理部の人気上昇によって部員が急増。
本来なら喜ばしいことなのかもしれませんが、
若槻としては部長と2人っきりになれなくなって複雑なようです。
このあたりから若槻の態度にも変化が現われており、
部長にちょっと接近しただけで顔を真っ赤にしてしまうなど、
純情な面が強く表れてくるようになります。
その後はすっかり恋する乙女になっていて、
部長のことを考えるばかり他のことが目に入らなくなることも多くなります。
若槻的には真剣に悩んでいるようなのですが、
元々ちょっとおバカなので周囲には奇行に見えることも・・・。
堀川部長
一方で部長のほうはというと、
若槻に恋愛感情を持っているのかいないのか、なかなかハッキリしません。
そもそも若槻から恋されていることに気づいていないようで、
このあたりは真面目というか天然というか・・・。
そんな部長でしたが、コミック2巻後半あたりからは
自分が若槻に対して単なる後輩以上の気持ちを抱いていることに気づき始めます。
最後は勇気を出せない若槻に代わって自分から告白を行うなど、
年上らしい包容力を見せてくれます。
最終更新:2013/05/16