R18!

鈴村里佳子は、エッチなことが苦手なごく普通の（？）女の子。

ある日、姉の勤める会社に誘われた里佳子は
言われるままに就職を決めてしまうが、そこはなんとエロゲー製作会社だった。

美少女ゲーム製作の舞台裏をコミカルに描いた4コマ漫画。
基本的にはリアルなエロゲ業界事情が描かれていますが、
登場する社員・スタッフが全員女の子であるなど、
良い意味でファンタジーの混ざった読み易い作風になっています。

作者のぷらぱさんは実際にエロゲ会社での勤務経験があるということで、
一般ユーザーには知る機会のない詳細なエロゲ制作過程が描写されることも。

里佳子の勤務する会社の社員がなぜか全員女の子なのをはじめ、
レギュラーキャラのほぼ全員が女性です。
そのうち一部に百合っ気のあるキャラがいたり、
周囲との百合な絡みがあったりします。

主人公の里佳子は、
エッチなことが苦手なごく平凡な女の子・・・だったはずなのですが、
回が進むにつれて女性の胸に異様に興味を示すようになり、
気が付くと、可愛い女の子を見るたびに胸を揉もうとする、
ちょっとアレなキャラになっていました。
特にグラフィッカーの桜の胸を毎回のように揉みまくりです。
里佳子いわく、「触ると気持ちいいんです！」

これだけだとただのセクハラ魔のようですが、
揉まれる側の娘も実はまんざらでもないような素振りがあったり、
むしろ揉まれることによって里佳子に好意を抱いてしまう娘までいて、
百合っぽい雰囲気になることがあります。
特にグラフィッカーの桜とは周囲から「百合ップル」と認定されてしまうほど。

ちなみに姉の理恵との間には、
とくに特別な感情があるような描写ありませんが、
なぜか里佳子が理恵に強引にキスされてしまう場面が何度か出てきます。
また、里佳子は小さい頃から理恵と一緒のベッドで
理恵の胸に顔をうずめるようにして眠ることがよくあったようです。
里佳子がおっぱい大好きになってしまった原因は
ここにあるのかもしれません。

里佳子達の働く会社のプログラマーである後藤千裕・裕美は
姉妹揃って百合っぽいキャラになっています。

まず裕美は、里佳子に対して恋心を抱いています。
特に2巻からが顕著で、なにかというと里佳子にすり寄ってベタベタしています。
温泉旅館にみんなで泊まるエピソードでは、
里佳子が寝ている間に布団に忍び込んで
里佳子の全身に大量のキスマークが残るほどの激しいキスをしていました。

ただ、里佳子は基本的に巨乳好きのため、
胸の小さい裕美に対してはそれほど興味がないようです。
普段はすごいテンションで他の女の子に
セクハラしまくっている里佳子ですが、
裕美からのアプローチは落ち着いて拒絶しています。
女の子なら誰でもいいというわけではないようです。


次に千裕のほうは、グラフィッカーの桜に好意を寄せていて、
「桜さんはあたしのモノ」などと言っています。
ただ、こっちもほぼ一方通行の愛情で、桜からはちょっと警戒されてしまっています。
温泉旅館に泊まる話で千裕が桜の寝込みを襲おうとした際は
あえなく撃退されてしまいました。
桜は巨乳のため里佳子にも狙われていて大変ですね・・・。

CGチーフの佳織と原画家のゆうこは、
ときどき２人で百合な空間を作り出しています。
3巻までは描写が少なくどういう関係なのかよくわかりませんが、
ただの同僚というにはお互いのことに妙に詳しいような・・・。
周囲からも「ラブラブだ！」と認定されています。
ちなみに佳織は女の子から告白されるシーンがあるので同性からモテるようです。

なお里佳子たちの勤めている会社にはなにげに百合好きな人が結構いるらしく、
たまに百合の話で盛り上がっていることがあります。
それが高じてか、コミック2巻では百合ゲーの製作に挑戦。

このへんの話は非常に興味深かったのですが、
残念ながら百合ゲー制作は今のところこの一回だけ。
一応リアルなエロゲ業界漫画ということをウリにしている都合上、
現実であまり多くない百合ゲー制作ばかりを取り上げるわけにはいかないので
このあたりはしょうがないですね。