ひまわりさん

 あらすじ

ここは学校の真ん前にある古くて小さな本屋さん、ひまわり書房。
綺麗でクールな店長・ひまわりさんと、
そんなひまわりさんが大好きな女子高生・まつり。
そんな2人を中心に、今日も本にまつわる人間模様が展開される。

 みどころ

小さな本屋を舞台に、本をテーマにした様々なエピソードが描かれます。
店長のひまわりさん(通称)が語る、
本の持つさまざまな魅力にお客さん達は心惹かれているようです。
ほんわかした雰囲気が特徴の、本が好きな人におすすめの作品です。

 百合ポイント

本を目当てに、あるいはひまわりさんを目当てに、
レギュラーのまつりを始めとしてお店にはいろいろな女の子が訪れます。

まつり

まつりはひまわりさんのことが大好きで、
ほとんど毎日のようにお店に入り浸っています。

好意をストレートに表現する素直で明るい女の子で、
ひまわりさんを慕う様子はまるで子犬のよう。
この作品の最初のシーンもまつりの「ひまわりさん!好きだあああ!」
という叫びから始まっています。
こんな告白めいた台詞も、まつりにとってはいつものことです。

実はまつりは本自体はそれほど好きというわけではなく、むしろ活字は苦手。
お店に通っているのは完全にひまわりさん目当てです。
ですがひまわりさんの好きな本を自分も好きになるため、
本に慣れようと努力する健気な一面もあります。


ちなみにまつりには風子という妹がおり、
こちらは普段はツンツンしていますが実はかなりのシスコンです。
当初はまつりと仲良くしているひまわりさんに嫉妬しているような描写がありましたが、
いつの間にか風子自身もひまわりさんのファンになっています。

その他

その他にも、ひまわりさんに惹かれている女の子が登場します。

まず、ツンデレ小学生のさくら。
ひまわりさんの助言のおかげで友達と仲直りできて以来、
その友達と一緒にちょくちょくひまわり書房を訪れるようになります。

また、まつりの同級生の立花(りつか)もひまわりさんに憧れています。
かつてひまわりさんに読書の楽しさを教えてもらい、
その時にもらったしおりをずっと大切にしています。

ひまわりさん

このように数多くの女の子から慕われているひまわりさんですが、
彼女自身もかつて憧れていた女性がいました。
それは「前のひまわりさん」・・・つまり、ひまわり書房の先代の店長です。

前のひまわりさんも若くて綺麗な女性で、
偶然お店を訪れたひまわりさんに本の魅力を教えてくれました。
前のひまわりさんは若くして病気で亡くなってしまったのですが、
ひまわりさんがその気持ちを受け継いで今に至ります。


最終更新:2012/2/18
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