あらすじ |
ウィッチ達の活躍によってロマーニャがネウロイの脅威から救われてから、しばらく後。
先の戦いで魔法力を失った芳佳は、故郷の扶桑で医者を目指して勉強に励んでいた。
そこへ新人ウィッチの服部静夏が訪れ、
芳佳に欧州のヘルウェティアへの留学の勧めがあることを伝える。
芳佳は最先端の医学を学ぶため、
随行員の静夏とともに再び欧州へと向かう決意をするのだった。
しかしその頃、欧州では再びネウロイの動きが活発化しており、
各地のウィッチ達が対応に追われていた。
そしてヘルウェティアへと向かう芳佳と静夏にも、ネウロイの影が迫る──。
みどころ |
「ストライクウィッチーズ」初の劇場版。
ストーリー的には「2」の直接的な続編です。
シリーズの主人公である芳佳が魔法力を失っているという状況から始まるため、
芳佳に憧れる新人ウィッチ・静夏の成長物語という面を持った作風になっています。
また、それぞれの故郷で戦っているかつての仲間達の活躍も随所で描かれます。
TV版のキャラクターに加え、外伝出身のキャラクターも多数ゲスト出演。
また芳佳も魔法こそ使えないものの見せ場は多く、
自らの力で懸命に運命に抗い、最後まであきらめない強さを見せてくれます。
そしてクライマックスではついに・・・。
百合ポイント |
TVシリーズで百合っぽかった組み合わせは、
今回も何らかの形でそれを踏襲した描写があります。
また、新キャラクターの静夏にも注目です。
静夏
準主人公的な扱いで映画序盤から登場する新人ウィッチ・静夏。
伝説的な活躍をしたストライクウィッチーズ、特に芳佳に憧れており、
芳佳の活躍を報じた新聞記事や写真を切り抜いてアルバムに集めているほどです。
しかし静夏は厳格な軍人家系で育ったこともあり、規律や命令に非常に厳しい性格です。
そのため、他人を救うために時には規則よりも自分の正義を優先する芳佳を見て、
理想の中の芳佳と現実のギャップを感じ始めます。
中盤以降は意見の対立が多くなり、ちょっと気まずい雰囲気になったりも。
しかし魔法力無しでも決してあきらめない芳佳の内面的な強さを見て、
やがて芳佳のことを本当の意味で尊敬するようになっていきます。
最後の戦いの後には、芳佳と頬を赤らめながら抱き合っています。
リーネちゃん
TVシリーズで芳佳と一番の仲良しだったリーネちゃんことリネットも負けていません。
まず芳佳との再会シーンでは、空から凄い勢いで飛んできて芳佳に抱き着いています。
そしてそのまま床で押し倒すような形で、しばらく2人でイチャイチャ。
その後リーネはしばらく芳佳の旅に同行するのですが、夜は一緒のベッドで寝ています。
ここで芳佳はさりげなく(?)リーネの胸をつかむというTV版でおなじみの行動に出ています。
リーネは眠っていて気づいていないのかもしれません。
そして次にベッドの2人が映るカットでは、芳佳はなんとリーネの胸に顔をうずめています。
そしてクライマックスの芳佳復活シーンでは、
リーネはやっぱり真っ先に芳佳のもとに飛んできて抱き着いています。
エイラ&サーニャ
TVシリーズではある意味一番百合っぽかったエイラとサーニャ。
今回ももちろん登場していますが、残念ながら出番はちょっと控えめ。
TVシリーズでも当番回以外はあまり話に絡まないことが多かったので、
ただでさえキャラの多い劇場版ではこのへんはしょうがないのかも。
ただ、登場するほとんどのシーンで一緒にいるなど、
相変わらずの仲の良さは十分に伝わってきます。
空を飛ぶ際に手をつないでいるなど、さりげない描写にも注目。
その他
その他のウィッチ達の活躍にも注目。 微妙に百合っぽい描写があることも?
- ペリーヌ
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相変わらず坂本少佐のことが大好きなことが言動の各所から伝わります。
ただ、坂本少佐の出番が終盤の戦闘シーンからということで、
直接的な絡みがほとんど無いのが残念。 - ミーナ
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今回は主にウィッチ達の指揮官として活躍。
新しい部下(初出は外伝)のハイデマリーから非常に強く信頼されている描写も。 - バルクホルン
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TV版第2期では控えめだった芳佳大好きぶりが久々に炸裂の「お姉ちゃん」。
最初は気乗りしていなかった任務にも、
芳佳のためとあればやる気満々で出撃していきます。 - ハルトマン
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やる気がなくだらしない性格は相変わらずですが、
バルクホルンとは叱られつつも仲良くやっているようです。
お腹が減って力が出ないといってバルクホルンに抱き着くシーンも。 - ルッキーニ&シャーリー
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今回も一緒に行動しているシーンが多め。
外伝キャラのフェルナンディア達と張り合いつつも共闘する場面もあります。