ストロベリー・パニック

次回予告集

第1話

渚砂「ねえ玉青ちゃん、エトワール様って・・・」
玉青「エトワール。それは、フランス語で星を意味する言葉ですわ。
  そして、このアストライアでは三校すべての生徒達の頂点に立つ方をエトワールとお呼びするのです。」
渚砂「へぇ〜。」
玉青「でも気をつけて渚砂ちゃん。エトワールの静馬様に見込まれた下級生は、下級生は・・・。」
渚砂「どうなるの!?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『エトワール』。」

玉青「ああ、これ以上は言えませんわ!」


第2話

渚砂「えっと、アストラエア寮・・・」
玉青「私たちの住んでいる寮は、いちご舎って言いますのよ」
渚砂「どうしてそんな名前なの?」
玉青「3校の生徒達が、各棟で別々に暮らせるようにできていて、その三角形の建物の形が苺に似ているかららしいです。」
渚砂「そうなんだ。ねぇ玉青ちゃん、今度いちご舎の中を案内してくれない?」
玉青「わかりました。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『屋根裏』。」

渚砂
「ねえ玉青ちゃん、ここどこなの?ねえ!」
玉青「うふふ・・・」


3話

渚砂「ねえ玉青ちゃん、ここにはミアトル以外の学校もあるんだよね?」
玉青「ええ、スピカとル・リムという学校があります。そういえば渚砂ちゃん、スピカの王子様のことはご存知ですか?」
渚砂「王子様?スピカって女子校じゃないの?」
玉青「もちろんです。でも王子様がいらっしゃるのです。」 

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『白馬の君』。」

玉青
「白馬の王子様…女の子なら誰もが憧れる夢ですわ。」
渚砂「えー、私そんな夢見たことないよ。


第4話

「そろそろお部屋の掃除をしましょう。」
渚砂「どうしたの突然?」
玉青「来週から下級生がこのお部屋にやってくるんです。
   お部屋番といって、上級生のお部屋のお手伝いをする制度なんですよ。」
渚砂「へぇ〜。どんな子が来るんだろ。」
玉青「それは来週のお楽しみですわ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『妹たち』。」

渚砂
「部屋、きれいに片付いたよ。」
玉青「じゃあ、今度はお掃除しがいのあるよう少し散らかして・・・と。」


第5話

渚砂「ねえ、ミアトルにはどんなクラブがあるの?」
玉青「そうですね。花道、茶道に調理や裁縫なんかもありますね。」
渚砂「なんだか花嫁修業みたいだね。」
玉青「ええ。ミアトルは別名『花嫁学校』とも言われていて、生徒の中には在学中に婚約してしまう人もいるんですよ。」
渚砂「まさか、玉青ちゃんも婚約してたりして。」
玉青「うふふ・・・」

渚砂&玉青「次回、ストロベリー・パニック 『温室』。」

渚砂「うわ、ねぇ、どっちなの玉青ちゃん!?」
 
 
第6話

渚砂「ル・リムって自由そうだったなぁ。ねえ、スピカはどんな校風なの?」
玉青「スピカのモットーは文武両道。それと、ミアトルに対抗心が強いみたいですね。」
渚砂「へぇ、そうなの。」
玉青「特に生徒会の方は、エトワールの座をミアトルから奪いたいと日々考えているとか。」
渚砂「そんなにエトワールの座って魅力的なんだ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリーパニック 『茨の罠』。」

玉青
「もちろん、いちばん魅力的なのは渚砂ちゃんですけど。」

 
第7話
 
玉青「渚砂ちゃん、来週から夏服に衣替えですよ。準備は出来てますか?」
渚砂「ええっ、もう夏服の季節なの?」
玉青「ええ。渚砂ちゃんの夏服、きっととても素敵ですわ」
渚砂「そっか。私夏大好き!」
玉青「でもその前に、梅雨がありますよ。雨具の準備もしっかりしないとですよ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『紫陽花』。」

渚砂
「あ〜、今日食べようと思ってたケーキにカビが!」
玉青「食べ物の管理もしっかりしないと、ですよ?」
  
 
第8話

玉青「鬱陶しい梅雨の季節も、渚砂ちゃんと一緒ならとても楽しい。素敵な新しい発見でした。」
渚砂「梅雨が終われば夏だね。」
玉青「渚砂ちゃんは夏が好きなんですね。」
渚砂「うん!泳ぐのも大好きだし、冷たい物を食べるのも大好き!なんと言っても夏休み!」
玉青「それじゃ、暑い夜を涼しくする物は?」
渚砂「まさか、それって・・・」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『記憶』。」

玉青
「そ、そこの窓に人影が!」
渚砂「いやぁ〜」
 
 
第9話

渚砂「ねえ玉青ちゃん、私思うんだ。学生にとって一番大切な物って勉強だなぁって。」
玉青「そうですね。」
渚砂「勉強はやっぱり、日々の積み重ねが大事だよね。」
玉青「そうですね。」
渚砂「だから、テストが迫ってから慌てて勉強しても遅いんだよ。そんなのは無駄。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『個人教授』。」

玉青
「でも勉強しないともっともっとひどい結果になりますよ?」
渚砂「ヤダ、聞きたくない〜。」
 
 
第10話

玉青「渚砂ちゃん、サマースクールに持っていく荷物、まとまりました?」
渚砂「えっと、水着でしょ、浮き輪でしょ、網でしょ」
玉青「網?」
渚砂「魚を突くのにモリもいるし・・・」
玉青「モリ?」
渚砂「もしもの時のために発煙筒も。」
玉青「渚砂ちゃん、どこに行くつもりなんですか?」
渚砂「サマースクールだよ?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『流星雨』。」

玉青
「サマースクールにそんな物必要ありませんよ?」
渚砂「えっ、だって前の学校では・・・。」
玉青「一体、どんな学校に通ってらしたんですか?」
 
 
第11話

玉青「渚砂ちゃん、驚かないで聞いてくださいね。」
渚砂「どうしたの玉青ちゃん?」
玉青「私、ずっとこの日が来るのを恐れていました。」
渚砂「え、何のこと?」
玉青「私、私・・・とうとう、渚砂ちゃんとお別れする日が来てしまったのです。」
渚砂「ええー!?」
玉青「運命――それはなんて切ない物なのでしょうか。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『夏時間』。」

渚砂
「嘘だよね?ね、玉青ちゃん!?」
 
  
第12話

玉青「長かった夏休みも終わって、あっという間に新学期が始まります。」
渚砂「ええ!?いつの間に夏休みが終わっちゃったの?ぜんぜん遊んでないよぉ。」
玉青「楽しい時間が過ぎるのは、早いものです。」
渚砂「そんなぁ。宿題も終わってないんだよ?あ、絵日記どうしよう?玉青ちゃん、写させて。」
玉青「そんな宿題出てませんよ、渚砂ちゃん。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『潮騒』。」

渚砂
「え、夏が終わったのに海なの?」
 
  
第13話

渚砂「あれ?私達今日出番なかったんじゃないの?」
玉青「あら、そうですね。どうりで今日は暇だと思ってました。」
渚砂「ええっ、もしかしてもしかして、主役交代になっちゃったとか!?」
玉青「大丈夫ですよ。来週はちゃんと出られますから。」
渚砂「主役だよね?本当に主役なんだよね?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『親友以上』。」

玉青
「友情と愛情って、何が違うのでしょう?」

  
第14話

渚砂「玉青ちゃん、もうすぐ文化祭だよ、楽しみだね〜。」
玉青「そして二人の距離は近寄って、互いの息さえ届くほどになり・・・。」
渚砂「屋台とか出るのかな〜?どんなのがあるんだろうね〜。」
玉青「見つめ合う目と目は、次第に潤んでいき・・・。」
渚砂「私ね〜、焼きそばとか、おでんとか食べたいな〜。」
玉青「そして二人はついに・・・。」
渚砂「玉青ちゃん、何書いてるの?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『ヒロイン』」

玉青「そして、そして二人は・・・ああっ!」
 
 
第15話

渚砂「玉青ちゃんのシナリオ大評判だったよ?」
玉青「そして二人の距離は近寄って、互いの息さえ届くほどになり・・・。」
渚砂「よくあんなお話が書けるね。さすがだよ。」
玉青「見つめ合う目と目は、次第に潤んでいき・・・。」
渚砂「玉青ちゃん、まだ何か書いてるの?」
玉青「そして、そして渚砂と玉青の二人はついに・・・!」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『舞台裏』。」

玉青「ああっ・・・そして二人は・・・ああっ!!」
渚砂「玉青ちゃん・・・。」
 

第16話

玉青「文化祭が終わってしまうと、秋ももうすぐ終わりです。」
渚砂「そうだね、朝夕は結構冷えたりするしね。」
玉青「そんな物悲しい気持ちになる季節、去り行く秋を思って詩など詠んでみるのもいいかもしれません。」
渚砂「いいね。玉青ちゃんの詩、聞きたいな。」
玉青「いいえ、今度は是非、渚砂ちゃんの詩を聞かせてくれませんか。」
渚砂「え?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『秘密』。」

渚砂「えと、秋よ、秋よ、秋よ・・・」
 

第17話

渚砂「どうかな玉青ちゃん、私の書いた詩読んでくれた?」
玉青「ええ、何度も何度も読みましたよ。」
渚砂「え〜、恥ずかしいなぁ。」
玉青「だって、渚砂ちゃんの書いた詩ですもの。」
渚砂「そんなに何度も読む所あった?」
玉青「ええ。例えば、『秋よ』が何回使われてるかとか数えたり。」
渚砂「ギク。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『愛の嵐』。」

玉青「私は何度でも、いつまでも読んでますよ、渚砂ちゃん。」
 

第18話

玉青「冷え切った体に必要な物は、熱いシャワー、暖かい飲み物、そして温もりのあるベッド。
   渚砂ちゃん、何か飲みたい物はありますか?」
渚砂「ねえ玉青ちゃん・・・。」
玉青「それじゃ今晩は暖かいココアにしましょう。渚砂ちゃんがよく眠れるように。」
渚砂「ねえ玉青ちゃん・・・。」
玉青「それから、ベッドの毛布を一枚増やしますね。渚砂ちゃんが風邪をひかずにすむように。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『リフレイン』。」

玉青「ゆっくり眠ってください、渚砂ちゃん。」
 
 
第19話

玉青「ゆうべはよく眠れましたか?渚砂ちゃん。」
渚砂「うん、ありがとう。ねえ玉青ちゃん、私お願いがあるんだ。」
玉青「何でしょう?」
渚砂「私、今までずっと玉青ちゃんに迷惑ばっかりかけてきたよね。いつも私ばっかり。
   それに、いろんな悩み事を聞いてもらったり。」
玉青「そんな、全部私が好きでしてたことですから。」
渚砂「だからね──」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『告白』。」

渚砂「私に、玉青ちゃんの話を聞かせてよ。」
 
 
第20話

玉青「起きてください、渚砂ちゃん。」
渚砂「ふぁ・・・。おはよう。」
玉青「さあ、着替えてくださいね。そろそろ朝食の時間ですから。」
渚砂「私昨日の夜ね、玉青ちゃんの夢を見たんだ。」
玉青「まあ、どんな夢でした?」
渚砂「あのね、夢の中の玉青ちゃん、なんだかいつもの玉青ちゃんと違ってて、それで・・・」
玉青「それで?」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『花のように』。」

渚砂「これ以上は言えない!」
玉青「言ってください!」
 
 
第21話

渚砂「ねえ玉青ちゃん、私たちの部屋って花とか置いてもいいのかな?」
玉青「構いませんよ。鉢植えを置いている子もいます。」
渚砂「それいいね。」
玉青「そうですね。二人で水をやったり、育つのを楽しみにしたり。」
渚砂「よーし、今度エトワール様の温室で何かもらってこようかな。」
玉青いいえ

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『決闘』。」

玉青「いいえ。花は私が取り寄せますから。」
 
 
第22話

玉青「外が雨や嵐の日に部屋の中にいると、世界中がこの部屋だけになった気がしませんか?」
渚砂「うん、その気持ちわかる。」
玉青「もしかしたらそういう時、外は本当は海で、この部屋は海に漂っている小さな船なのかもしれません。」
渚砂「さすが玉青ちゃん、ロマンチックだね。」
玉青「二人の船は船長も二人、乗客も二人です。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『迷路』。」

玉青「どんな嵐の海でも、二人でさえいれれれば・・・。」
 

第23話

渚砂「もし二人で旅をするなら、船にはどんな物を積んでいくのがいいのかな?御飯でしょ、お菓子でしょ、果物でしょ・・・」
玉青「食べる物ばっかりですね。」
渚砂「えへ。玉青ちゃんなら、旅には何が必要だと思う?」
玉青「私はランプが欲しいです。暗い夜に、ランプの明かりの下で渚砂ちゃんと二人で話をしたいんです。」
渚砂「いいね、それ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『運命の輪』。」

渚砂「でもね、怖い話は禁止だよ玉青ちゃん。」
 
 
第24話

渚砂「私がこの部屋に来てから、ずいぶん長い時間が経ったね。」
玉青「ええ。二人の旅は、とても長い旅でした。」
渚砂「いっぱいいろんなことしたね。」
玉青「ええ、いっぱい。」
渚砂「でもね、私ぜんぜん飽きてないよ。まだまだいろんなことがしたい。玉青ちゃんといろんな話がしたい。」
玉青「私も、同じ気持ちですよ。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『円舞曲』。」

玉青「旅はまだ続きますよ、渚砂ちゃん。」
 
 
第25話

渚砂「玉青ちゃん、私の手を握ってて。お願い。」
玉青「はい。」
渚砂「私たちの旅も、これで終わりだね。」
玉青「もしこの先二人の道が分かれても、もしも結んだこの手が離れてしまっても・・・。」
渚砂「どんなことがあっても、この手のぬくもりは忘れないから。」

渚砂玉青「次回、ストロベリー・パニック 『はじまり』。」

玉青「絶対に、忘れません・・・。」
 
 

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