アニメ「ストロベリー・パニック」は、
ED曲を渚砂役の中原麻衣さんと玉青役の清水愛さんが歌っています。
声優さんがテーマ曲を歌うこと自体は特に珍しくないのですが、
この作品の場合はバックに本人達主演の実写PVが流れ、
さらにその中で２人がなんとキスしてしまいます。
そのインパクトから、放映当時ファンの間で話題になりました。

秘密ドールズ 作詞：畑亜貴 作曲・編曲：大久保薫 歌：中原麻衣・清水愛

第1〜13話で使用されたエンディング曲。
女の子どうしの秘密の恋を妖しく、かつ情熱的に歌っています。

PVは黒と白の２つのイメージを対比するような構成になっており、
黒を基調としたゴシック調の服で歌う２人のシーンと、
白いワンピースを着てベッドで戯れる２人のシーンが交互に流れます。

特に注目は3分を過ぎた頃からです。
ベッドから起き上がった２人が、抱き合い、見つめあい、そしてキスします。
しかも軽いキスではなく、かなりのディープキスです。
唇が触れ合った後も、微妙に顔の角度を変えて
舌をより奥へ入れるような動きをします。

曲のちょっと妖しい感じもあって、肌の露出等は殆ど無いにも関わらず
全体的にかなりエロチックな感じに仕上がっているPVです。

なお、後に発売されたアニメDVDには特典映像として
このPVのメイキングが収録されています。
上述のキスシーンがPVとは別の角度から見れるため、
お２人が本当にキスしていたことを確認できます。

ちなみにアニメのEDで流れるのはTV用に編集されたバージョンのため、
キスシーンが非常に中途半端なところ（唇が触れ合う直前）で終わっています。
PVのフルサイズはシングルCDの特典DVDや、
清水さんと中原さんのベストアルバム「クロニクル」の特典DVDで見ることができます。

苺摘み物語 作詞：畑亜貴 作曲・編曲：大久保薫 歌：中原麻衣・清水愛

第14〜25話で使用されたエンディング曲。
本当は大好きなのに素直になれない、
ちょっと照れ屋な２人の恋を歌っています。

「秘密ドールズ」が可愛らしくも妖しい雰囲気を放っていたのに対し、
こちらは明るくポップな感じが強調されています。

PVに簡単なストーリーがあり、
絵本の世界と現実が交錯するファンタジックな世界観が表現されています。
森の中の小さな家に住む２人（中原さん、清水さん）が一冊の絵本を開くと、
中にはミアトルの制服を着て歌う自分達がいて、
やがて絵本の外に飛び出してきたり、可愛らしい騒動が繰り広げられます。

ただ、全体的に明るめの雰囲気になったためか、
秘密ドールズの時のような直接的な百合描写は控えめです。
中原さんが清水さんのおでこにキスしたり、２人がたまに見つめあったりする程度です。