あらすじ |
舞台はニューヨーク、ルーズベルト島。
同じ高校に通う4人の少女ケイト、ローズ、レイチェル、クレア。
4人はある日、奇妙な違和感とともに目を覚ます。
昨夜の記憶がすっぽり無くなっているのだ。
そこで彼女達は、「教育係」を名乗る謎の女性から衝撃的な事実を告げられる。
自分達は昨夜すでに死んでいるというのだ。
そして4人は、"ドロル"と呼ばれる謎のモンスターと戦うように命令される。
教育係が言うには、ドロルをすべて倒した暁には4人は生き返れるらしいのだが・・・。
みどころ |
4人の少女達が力を合わせて、
モンスター(正確には理性を失い凶暴化した人間)と戦っていく話です。
女の子たちが時に対立しつつも次第に信頼関係を築いていく姿は、
百合というほどではありませんが強い友情と仲間意識を感じさせます。
モンスターとの戦いをめぐる様々な謎と併行して、
少女達の日常も細かく描かれています。
ケイトは学校での人間関係、ローズは家族との絆、
レイチェルは遊び仲間や恋人との確執、
クレアは肉親や幼馴染との関係を中心として描かれています。
ケイトが所属している学園内自治組織「グレース」内での人間関係です。
以下、詳しく紹介します。
グレース |
ケイト達が通う学園には、生徒による自治組織「グレース」が存在します。
普通の学校で言ういわゆる生徒会なのですが、
校内の風紀取り締まりを一手に引き受けるなど、かなり強い権限を持っているようです。
成績優秀者のみが所属できるエリート集団であり、
グレースに選抜されることは一種のステータスになっています。
ちなみに、メンバーは全員女性です。
リーダーであるポーラのカリスマ性によって組織がまとまっている面があるらしく、
ポーラがケイト一人を寵愛するようになってからは、
内部で若干ドロドロした人間関係が展開されるようになります。
グレースの主な所属者は以下のとおりです。
(その他にも数名いるようですが、話に絡まないので割愛。)
- ケイト
- ストーリー本編の主人公。毎晩のようにモンスターと殺し合いをさせられる、 過酷な運命を背負う。でもそのことは周囲には秘密。もともとは真面目な優等生だったが、 戦いをさせられるようになってから、生活が不規則になりがち。
- ポーラ
- グレースを率いる委員長。 一部の女生徒達の間ではカリスマ的な人気があるようだ。 ケイトに大して非常に甘く、なにかにつけてケイトをかばう。 そのあまりの贔屓ぶりはジェシカ達の反感を買う。 ストーリー中盤、実はケイトの秘密を最初から知っていたことが判明する。
- ジェシカ
- グレースの活動に非常に熱心で、生徒達の風紀の取り締まりに厳しい。それが災いしてか友達が少ない。 ポーラに密かに想いを寄せている。 グレースの仕事に不熱心でそのくせポーラから寵愛されているケイトに強い反感を持っている。
デッドガールズ |
2007年8月、
「RED GARDEN」のキャラクターが活躍するOVA「デッドガールズ」がリリースされます。
遠い未来のニューヨークを舞台にしたSF要素の強い作品ですが、
ケイト達4人が一旦記憶をなくして不老不死になっている点や、
ルーズベルト島に赤い花が咲き乱れている点からして、
「RED GARDEN」の後日談と解釈できます。
ただ、不老不死であるケイト達以外にも
「RED GARDEN」の時と同じ容姿・名前のキャラクターが多数登場するので、
正確には「RED GARDEN」の設定を元にしたパラレルワールド・・・
といった表現のほうが正しいのかもしれません。
ケイト達は、その超人的な身体能力を生かして賞金稼ぎをしています。
その一方で、普段は普通の高校生としての顔も持っています。
そんなある日、ケイト達の前に
ルイーズ(見た目は「RED GARDENのリーズ)という少女が現われます。
ルイーズはケイト達の友達になりたいと言うのですが・・・。
ちなみに、百合担当キャラのポーラとジェシカも学園の生徒としてちょっとだけ登場。
どうやら今回のポーラはケイトではなくローズに気があるようです。
ローズにタイを直してもらう場面があり、そこはかとなく「マリみて」チックかも?