がくえんゆーとぴあ まなびストレート!

舞台は2035年。
少子化が進行し、人々の価値観は多様化していた。
中学を卒業してすぐ社会に出る子供が増え、
高校に進学することはもう当たり前ではなくなっていた。

そんな時代、すでに学校という場は活気を失いつつある。
聖桜学園も例外ではなく、
生徒達は学校に関心を失い、生徒会役員にも誰一人として立候補しない有様だ。

そんなある日、聖桜学園に一人の転校生がやって来る。
彼女の名は天宮学美（通称：まなび）。
まなびはこの学園をより「キラキラでワクワク」にしたいと言い、
転校したばかりにも関わらず生徒会長に立候補。
その熱意を認められ本当に生徒会長になってしまう。

最初は破天荒なまなびに戸惑っていた生徒達も、
やがて彼女の情熱に共感するようになっていく。
そしてまなびのまわりには、やがて仲間達が集まり始める。

学園をもっと素敵で楽しい場所にするために、今日も聖桜生徒会は奮闘する。
当面の目標は秋の文化祭の成功だ。

合言葉は「まっすぐGO」！

近未来の高校を舞台にした学園青春ドラマです。
キャラクターの絵柄は可愛らしいですが、
学校とは何か、そして仲間とは何かを考えさせるような内容になっています。

物語の流れとしては、
序盤はまなびが生徒会を立て直しみんなの共感を得るまでの話。
中盤以降は、素敵な学園祭を実現するために生徒会が奮闘する話。
そして学園祭前後がクライマックスで、最後に後日談という構成です。

舞台が女子校ということもあってか、男性キャラがほとんど出てきません。
レギュラーキャラだとせいぜい、生徒会の顧問教師やまなびの兄くらいです。
その結果、女の子どうしの友情を非常に強調した作風になっており、
恋愛というほどの描写はありませんが楽しめる内容になっています。

メインキャラだと特に稲森光香(通称みかん）に注目です。
みかんは放送開始前に発表されていたキャラクター設定では
「まなびのことが大好きで、つねに一緒に行動をとる」
などと紹介されていましたが、
実際のアニメ本編ではまなびに限らずいろいろな女の子と仲良くなります。
綺麗な女性を見ると一目惚れするような描写もあり（半分ギャグですが）、
わりと意識的に百合キャラとして描かれているようです。

みかんが芽生と親睦を深めることにスポットを当てた第4〜5話、
むつきとの友情を描いた第6話あたりは特におすすめです。

ちなみにこの作品は「まなびストレート！」というタイトルですが
実際にはみかんの視点で描かれており、
そういう意味では実質的な主人公はみかんと言えます。
まなびがほとんど出てこなくて、終始みかんが中心となる回もあるほどです。

キャラクター紹介

物語の中心となる聖桜生徒会メンバーを簡単に紹介してみます。

漫画版

アニメの約1年ほど前から連載されている漫画版の紹介。
アニメとは様々な点が異なります。
アニメ化されなかったエピソードも多数あり、その中には結構百合っぽいものも。