第3話 「はずむの心、やす菜の心」 |
はずむの部屋にいた謎の二人組。
男性のほうはあのとき宇宙船に乗っていた宇宙人だった。
女の子のほうはジャン・プゥ。
あのときの宇宙船が人間の形になったものらしい。
この宇宙船は自分の意思があるらしく、
どうしてもはずむの所に行きたいと言ったため、
生体端末として人間の形になったようだ。
二人は、地球人の生態を観察するためにしばらくここに滞在するという。
次の日もはずむは学校に行く。
女の子としての生活にも少しずつ慣れ始めていた。
はずむが今気になるのは、やす菜のことだ。
やす菜ははずむの告白を断ってしまったことを気に病んでいるのか、
はずむを避けるような態度を取っていた。
以前はずむとやす菜は、鹿島山からプリムラを1株ずつ持ち帰り、
いっしょに学校の花壇に植えた。
しかし今花壇にあるのは1株だけ。
やす菜がここから自分の分を持ち出して、鹿島山に返してしまったのだ。
はずむを忘れるために。
その夜、はずむは鹿島山に登る。
そして、やす菜のプリムラを探し、持ち帰る。
翌朝、はずむはプリムラを持ってやす菜の家を訪れる。
そしてはずむは、やす菜に自分の正直な気持ちを伝える。
このまま離れてしまうのは嫌だ。
やす菜ともう一度友達になりたい。
しかしやす菜は、一度ははずむを傷つけた自分を責めているようだった。
はずむはそんなやす菜を優しくなだめ、
それでも友達になりたいと繰り返す。
はずむの本当の気持ちを知ったやす菜は、素直にその気持ちを受け入れる。
そして2人はそのまま一緒に登校し、プリムラを花壇に植え直すのだった。
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みどころ |
今度はやす菜が中心の話です。
やす菜が男性に対して特殊な拒否反応(?)を示すことが明らかになってきます。
ちなみにあゆきによると、とまりは女の子にモテるらしいです。
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次回予告(担当:はずむ) |
ただの幼馴染。友達が増えても、誰かと仲良くなっても、私には関係無い。
次回、かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜「少女三角形」。
想い、胸の中で。
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第4話 「少女三角形」 |
ある日、あの宇宙人が教師としてこの学校にやって来た。
彼ははずむの親戚の宇宙仁(そら ひとし)と名乗る。
どうやら教師に変装して学校という閉鎖空間内の地球人を観察するのが目的らしい。
一方、はずむとやす菜は次第に親密になっていった。
よく2人で花壇の世話をしたり、
一緒に行動することが多くなった。
そんな2人を見るたびに、とまりは複雑な思いを抱くようになっていく。
ある日、やす菜は思い切ってはずむに告白をする。
はずむもそれを拒まず、2人はキスしようとする。
その光景を偶然とまりが見ていた。
とまりは思わず大声をあげてしまう。
その声で、やす菜ははずむの前から走り去ってしまう。
そして、とまりもはずむの制止も聞かずに去ってしまう。
自分の無意識の行動に1人落ち込むとまり。
そこに、やす菜が現われる。
やす菜は自分がはずむを好きなことを、とまりに告げる。
しかしとまりは、やす菜が一度はずむの告白を断り、
はずむを傷つけたことを責めるのだった。
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みどころ |
前回で関係を修復し、友達になれたはずむとやす菜。
今回からはやす菜がかなり積極的にアプローチしてくるようになります。
相手がすでに女の子であることを認識しつつも迫ってくるあたりが良いですね。
事故ですが押し倒しやキスシーンもあります(両方とも未遂ですが・・・)。
また、とまりがかなりモヤモヤしています。
自分が本当ははずむのことが好きだったことに気が付き始めたということでしょうか。
「少女三角形」というサブタイトルの通り、今回は三角関係の前兆的な話ですね。
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次回予告(担当:やす菜) |
遠い昔からそうだった。
世界の半分はいつも空虚で、私は一人だった。
次回、かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜「やす菜の目に映るもの」
想い、胸の中で。
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